日経平均の予想: 日経平均の今後の見通し070301

Thursday, March 01, 2007

日経平均の今後の見通し070301

昨日のNYSEとNASDAQがリバウンドしましたが、日経平均は60円ほど安く寄り付き、その後も下げて一時230円ほど安くなる場面も見られましたが、後場は買い戻され、結局、前日終値比150円安で引けました。外人は2040万株の売り越しとなり、出来高は31.8億株と高水準の中で下落、高値更新銘柄数は低水準で、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はマイナス幅を縮小しました。今日も、アジア各国市場が軒並み安となったことで、世界同時株安への警戒感が高まり、日経平均はリバウンドせず終日軟調に推移しました。米国市場の動き次第ですが、日本市場は来週のオプション・SQを迎えて先物への売り圧力が強いとみられ、短期投資スタンスは、"売り"に変更します。日経平均は25日移動平均線を割ってきましたので、次の目標はボリンジャーバンドの下限17000円近辺が下値の目標となりますが、簡単にこれも達成するようですと200日移動平均線まで下落することも考慮しておいた方が良さそうです。第三四半期の業績発表は、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+2.4%と元気がありませんが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.2%と徐々に上方修正され、比較的好調です、増益銘柄と減益銘柄の2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は+6.4%なので、日経平均が若干優位となってきました。イールド・スプレッドの差からも日本市場の割安感が有りますので、中期的には、今後も、日本市場への資金流入が期待できそうです。チャート上からは昨年10月高値の16902円を大きく更新し、一目均衡表の雲を抜け、200日移動平均線の上で推移し、総合乖離率もプラス幅を拡大している点から、中期的上昇トレンドはまだ維持されていると思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》