日経平均の予想: May 2007

Thursday, May 31, 2007

<070531>日経平均の今後の見通し

30日のNYSEと、NASDAQは上海の下落は影響ぜずに上昇したことを受けて、日経平均は前日比120円ほど高く寄り付き、その後も売り方の買戻しが入り大幅高となり、後場も高値を維持、結局287円高となり2月下旬の世界連鎖株安後の戻り高値を更新して引けました。外人は1040万株の売り越しでしたが、出来高は21.5億株と増加、高値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+224とプラス幅を拡大しました。TOPIXが節目を上回ったことで、先高期待が強まってきました。投信設定や海外投資家による主力株買い期待で相場を押し上げたと云うところでしょう。懸念材料である、長期金利の上昇、NYの高値警戒感、中国市場リスクなどは一旦引っ込み、新興市場の反転や、国際優良銘柄の堅調な動きなど、低迷を脱する兆しが本物になりつつありますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表がほぼ終わり、今日までのところ、東証一部銘柄の今期平均予想増益率は、+18.3%と二桁の伸びを維持しています。(日経平均の増益率より東証一部の増益率か高い理由は前期末決算が従来予想より悪くなったことが原因ですので注意が必要です)日経平均採用銘柄予想増益率は、+5.9%と若干悪化しました。米国市場の今期増益率は7.3%なので、日経平均の有利さはなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われますが、米国市場が一服すると、そうとう先になってしまう可能性もまだあります。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(10.1%)ですので、中期上昇トレンドは、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が2%下回っておりこの面でもまだまだ割安感があります。今後も、市場の低迷を脱する兆しとなる動きが続くかどうかを注目してゆく必要があります。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

Wednesday, May 30, 2007

<070530>日経平均の今後の見通し

29日のNYSEと、NASDAQは上昇しましたが、4月鉱工業生産が市場予想を下回わったこともあり、日経平均は前日比10円ほど安く寄り付き、その後は前日比50円ほど高くなる場面もありましたが、下落に転じ、上海市場の急落を見て下落幅を拡大一時150円安もありましたが、引けにかけ若干もどし、結局84円安で引けました。出来高は20.2億株と低水準で、外人も490万株の売り越しでしたが、高値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+65とプラス幅を拡大しました。下げた割には頑張った相場でした。懸念していた中国リスクが現実になりました。どの位引きずるか見る必要もありますが、今日のところは、大きく下げなかった点を評価すべきでしょう。懸念材料は、長期金利の上昇、NYの高値警戒感、中国市場リスクなどですが、新興市場の反転や、銀行株、国際優良銘柄の堅調な動きなど、ここ1ヶ月の低迷を脱する兆しもありますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表がほぼ終わり、今日までのところ、東証一部銘柄の今期平均予想増益率は、+18.4%と二桁の伸びを維持しています。(日経平均の増益率より東証一部の増益率か高い理由は前期末決算が従来予想より悪くなったことが原因ですので注意が必要です)日経平均採用銘柄予想増益率は、+5.9%と若干悪化しました。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均の有利さはなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われますが、米国市場が一服すると、そうとう先になってしまう可能性も出てきました。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(5.3%)ですので、中期上昇トレンドは、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が2%下回っておりこの面でもまだまだ割安感があります。今後も、市場の低迷を脱する兆しとなる動きが続くかどうかを注目してゆく必要があります。
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Tuesday, May 29, 2007

<070529>日経平均の今後の見通し

28日のNYSEと、NASDAQは休場でしたが、日経平均は前日比60円ほど安く寄り付きましたが、その後は堅調に推移、後場も高値を維持し、結局84円高で引けました。出来高は17.7億株と低水準で、外人も90万株の売り越しでしたが、高値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+49とプラスに転換しました。海外市場が休場とは言え、出来高の少なさでは本格的上昇は困難と思われますが、もたついている割には陽線が多くなってきた点は評価できます。懸念材料は、長期金利の上昇、NYの高値警戒感、現職大臣の自殺による政局不安、グリンスパン発言で懸念される中国市場リスクなどですが、新興市場の反転や、銀行株、国際優良銘柄の堅調な動きなど、ここ1ヶ月の低迷を脱する兆しもありますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。明日発表の4月鉱工業生産が市場予想を上回われば昨年末のような出遅れ修正相場が訪れる可能性も考えられます。主力企業の決算発表がほぼ終わり、今日までのところ、東証一部銘柄の今期平均予想増益率は、+18.4%と二桁の伸びを維持しています。(日経平均の増益率より東証一部の増益率か高い理由は前期末決算が従来予想より悪くなったことが原因ですので注意が必要です)日経平均採用銘柄予想増益率は、+5.9%と若干悪化しました。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均の有利さはなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われますが、米国市場が一服すると、そうとう先になってしまう可能性も出てきました。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(6.9%)ですので、中期上昇トレンドは、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が2%下回っておりこの面でもまだまだ割安感があります。今後も、市場の低迷を脱する兆しとなる動きが続くかどうかを注目してゆく必要があります。
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Monday, May 28, 2007

<070528>日経平均の今後の見通し

25日のNYSEと、NASDAQが上昇したことを受け、日経平均は前日比60円ほど高く寄り付き、その後も堅調に推移、後場寄り付き後に一時150円ほど高くなる場面もありましたが、結局106円高で引けました。出来高は15.7億株と大幅減少し、外人も180万株の売り越しでしたが、安値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-18とマイナス幅が減少しました。今日の上昇でひと安心ではありますが、この出来高の少なさでは本格的上昇も困難です。ここに来て、NYの高値警戒感、北朝鮮の不穏な動き、現職大臣の自殺による政局不安、グリンスパン発言で懸念される中国市場リスクなどを踏まえると、積極的に買い進む動きは期待できませが、新興市場の反転や、国際優良銘柄の堅調な動きなど、ここ1ヶ月の低迷を脱する兆しもありますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表がほぼ終わり、今日までのところ、東証一部銘柄の今期平均増益率は、+18.7%と若干増加してきました。(日経平均の増益率より東証一部の増益率か高い理由は前期末決算が従来予想より悪くなったことが原因ですので注意が必要です)日経平均採用銘柄予想増益率は、+6.5%と若干改善しました。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均の有利さはなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われますが、米国市場が一服すると、そうとう先になってしまう可能性も出てきました。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率はプラス(5.6%)ですので、中期上昇トレンドは、青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が2%下回っておりこの面でもまだまだ割安感があります。今後も、市場の低迷を脱する兆しとなる動きが続くかどうかを注目してゆく必要があります。
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Friday, May 25, 2007

[070525] 日経平均の今後の見通し

24日のNYSEと、NASDAQが早期利下げ期待の後退で大幅下落したことを受け、日経平均は前日比170円ほど安く寄り付き、その後も軟調な展開が続き、結局215円安で引けました。出来高は19.0億株と減少し、外人も770万株の売り越しとなり、安値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-232とマイナスに転換しました。グリンスパン発言で懸念された中国市場だが早くも反転しているものの日本市場の戻りは限定的で内容も良くありませんが、週足が7週間ぶりに陽線になったことは光明です。決算発表が一巡し企業業績に対する警戒感が後退し、ハイテク、自動車株などが底堅く、ここ1ヶ月の低迷を脱する兆しを見極める必要が有りそうでが、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表がほぼ終わり、今日までのところ、東証一部銘柄の今期平均増益率は、+18.7%と若干増加してきました。(日経平均の増益率より東証一部の増益率か高い理由は前期末決算が従来予想より悪くなったことが原因ですので注意が必要です)日経平均採用銘柄予想増益率は、+6.5%と若干改善しました。米国市場の今期増益率は7.2%なので、日経平均の有利さはなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、かろうじて雲の上に在り、総合乖離率もプラス(3.8%)ですので、中期上昇トレンドは、なんとか青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が2%下回っておりこの面でもまだまだ割安感があります。今後も、市場の低迷を脱する兆しとなる動きが続くかどうかを注目してゆく必要があります。
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Thursday, May 24, 2007

<070524>日経平均の今後の見通し

23日のNYSEと、NASDAQはグリーンスパンの「中国株はいずれ劇的な収縮が起きる」発言で下落したことを受け、日経平均は前日比20円ほど安く寄り付き、その後前日比100円ほど下げる場面も有りましたが、後場戻し、結局8円安で引けました。出来高は18.9億株と減少し、外人も470万株の売り越しとなり、安値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+6とプラス幅を縮小しました。下落幅こそ少ないものの、市場の内容は良くありませんが、今日も新興市場は一服したものの、出遅れ業種の代名詞である銀行株は上昇、決算発表が一巡し企業業績に対する警戒感が後退し、ハイテク、自動車株などが堅調など、ここ1ヶ月の低迷を脱する兆しは持続しています。グリーンスパン発言が水をさしましたので、この動きが本物か見極める必要も有りそうでが、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表がほぼ終わり、今日までのところ、東証一部銘柄の今期平均増益率は、+18.0%と若干増加してきました。(日経平均の増益率より東証一部の増益率か高い理由は前期末決算が従来予想より悪くなったことが原因ですので注意が必要です)日経平均採用銘柄予想増益率は、+6.4%と若干悪化しました。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均の有利さはなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率もプラス(7.6%)ですので、中期上昇トレンドは、依然青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が3%下回っておりこの面でもまだまだ割安感があります。今後も、市場の低迷を脱する兆しとなる動きが続くかどうかを注目してゆく必要があります。
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Wednesday, May 23, 2007

<070523>日経平均の今後の見通し

22日のNYSEは小幅下落、NASDAQは年初来高値更新したことを受け、日経平均は前日比80円ほど高く寄り付き、その後上げた後は徐々に下落、結局25円高で引けました。出来高は21.8億株と高水準で、外人は400万株の買い越しとなり、安値更新銘柄数が減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+132とプラスに転換しました。上昇幅こそ少ないものの、今日も出遅れ業種の代名詞である銀行株が上昇、新興市場も堅調、決算発表が一巡し企業業績に対する警戒感後退など、ここ1ヶ月の低迷を脱する兆しは持続しています。もう少し、この動きが本物か見極める必要も有りそうでが、いよいよ日本株の相場全体に買い安心感が広がる時が来たようですので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表がほぼ終わり、今日までのところ、東証一部銘柄の今期平均増益率は、+18.6%と若干増加してきました。(日経平均の増益率より東証一部の増益率か高い理由は前期末決算が従来予想より悪くなったことが原因ですので注意が必要です)日経平均採用銘柄予想増益率も、+7.1%と改善しました。米国市場の今期増益率は7.0%なので、日経平均の有利さはなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場には依然割安感があります。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率もプラス(7.9%)ですので、中期上昇トレンドは、依然青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が3%下回っておりこの面でもまだまだ割安感があります。今後も、市場の低迷を脱する兆しとなる動きが続くかどうかを注目する必要があります。
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Tuesday, May 22, 2007

[070522] 日経平均の今後の見通し

19日のNYSEは小幅下落、NASDAQは年初来高値更新したことを受け、日経平均は前日比20円ほど高く寄り付き、その後上げた後は後場一旦下落、その後上昇に転じ、結局123円高で引けました。出来高は21.4億株と増加し、外人は370万株の買い越し、安値更新銘柄数が減少し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-174とマイナス幅は縮小しました。ソニーが5年ぶりに7000円台回復、出遅れ業種の代名詞である銀行株が大幅高、新興市場が軒並み急反発、決算発表が一巡し企業業績に対する警戒感後退など、ここ1ヶ月の低迷を脱する兆しとなる好材料が出てきました。もう少し、この動きが本物か見極める必要も有りそうでが、いよいよ日本株の相場全体に買い安心感が広がる時が来たようですので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表がほぼ終わり、今日までのところ、東証一部銘柄の今期平均増益率は、+17.1%と若干増加してきました。(日経平均の増益率より東証一部の増益率か高い理由は前期末決算が従来予想より悪くなったことが原因ですので注意が必要です)日経平均採用銘柄予想増益率も、+5.8%と改善しました。米国市場の今期増益率は7.0%なので、日経平均の有利さはなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場に割安感がでてきています。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に在り、総合乖離率もプラス(7.6%)ですので、中期上昇トレンドは、依然青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が3%下回っておりこの面でもまだまだ割安感があります。今後は、今日の低迷を脱する兆しとなる動きが続くかどうかでしょう。
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Monday, May 21, 2007

[070521] 日経平均の今後の見通し

18日のNYSE、NASDAQは下落上昇したことを受け、日経平均は前日比50円ほど高く寄り付きましたが、その後上げた後は下落、後場は先物主導で上昇に転じ、結局157円高で引けました。出来高は19.3億株と減少ながら、外人は90万株の買い越し、安値更新銘柄数が減少高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-438とマイナス幅は縮小しました。アジア株高を背景に後場騰勢を強めましたが、出来高が減ると先物主導の値動きになりがちです。今日も国際優良株や資源関連株が相場を牽引し、一方、内需関連は低調で安値更新する銘柄が相次ぎました。この動きはしばらく続きそうですが、今週で決算発表のピークは過ぎたことで徐々に内需関連の売り圧力が弱まると思いますが、今週押し目買いが入るかどうかを見極める必要も有りそうです。押し目買いが入らないようであれば、さらなる失望売りも可能性が無いわけでもありませんが、世界中で日本市場のみ低迷する理由も希薄ですので、遠からず相場全体に買い安心感が広がる時が来ると思いますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が進んでいますが、今日までのところ、東証一部銘柄の今期平均増益率は、+15.2%と若干減少してきました。(日経平均の増益率より東証一部の増益率か高い理由は前期末決算が従来予想より悪くなったことが原因ですので注意が必要です)日経平均採用銘柄予想増益率は、+3.8%と悪化しました。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均の有利さはなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場に割安感がでてきています。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、かろうじて雲の上に在り、総合乖離率もプラス(5.6%)ですので、中期上昇トレンドは、依然青信号です。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が3%下回っておりこの面でも割安感があります。今後は、上昇相場のきっかけ待ちと思われます。
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Friday, May 18, 2007

[070518] 日経平均の今後の見通し

17日のNYSE、NASDAQは下落しましたが、円安もあり、日経平均は前日比60円ほど高く寄り付きましたが、その後は下落、後場も一段と下落し、結局99円安で引けました。外人は740万株の売り越し、出来高は19.7億株と減少、安値更新銘柄数が増加して高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-630とマイナス幅は大幅に拡大しました。今週で決算発表のピークは過ぎたことで徐々に売り圧力が弱まると思いますが、来週押し目買いが入るかどうかを見極める必要も有りそうです。押し目買いが入らないようであれば、さらなる失望売りも可能性が無いわけでもありませんが、世界中で日本市場のみ低迷する理由も希薄ですので、遠からず相場全体に買い安心感が広がる時が来ると思いますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が進んでいますが、今日までのところ、東証一部銘柄の今期平均増益率は、+18.2%と好転してきました。日経平均採用銘柄予想増益率は、+7.6%と少し好転しました。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均の有利さはあまりなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場に割安感がでてきています。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、かろうじて雲の上に在り、総合乖離率もまだプラス(2.9%)ですので、中期上昇トレンドには、ぎりぎりの青信号となりました。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が3%下回っておりこの面でも割安感があります。今後は、上昇相場のきっかけ待ちと思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

[070518] 日経平均の今後の見通し

17日のNYSE、NASDAQは下落しましたが、円安もあり、日経平均は前日比60円ほど高く寄り付きましたが、その後は下落、後場も一段と下落し、結局99円安で引けました。外人は740万株の売り越し、出来高は19.7億株と減少、安値更新銘柄数が増加して高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-630とマイナス幅は大幅に拡大しました。今週で決算発表のピークは過ぎたことで徐々に売り圧力が弱まると思いますが、来週押し目買いが入るかどうかを見極める必要も有りそうです。押し目買いが入らないようであれば、さらなる失望売りも可能性が無いわけでもありませんが、世界中で日本市場のみ低迷する理由も希薄ですので、遠からず相場全体に買い安心感が広がる時が来ると思いますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が進んでいますが、今日までのところ、東証一部銘柄の今期平均増益率は、+18.2%と好転してきました。日経平均採用銘柄予想増益率は、+7.6%と少し好転しました。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均の有利さはあまりなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場に割安感がでてきています。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、かろうじて雲の上に在り、総合乖離率もまだプラス(2.9%)ですので、中期上昇トレンドには、ぎりぎりの青信号となりました。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が3%下回っておりこの面でも割安感があります。今後は、上昇相場のきっかけ待ちと思われます。
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Thursday, May 17, 2007

<070517>日経平均の今後の見通し

16日のNYSE、NASDAQが上昇したこと及びGDPが2.4%と市場コンセンサスを若干下回ったことを受けて、日経平均は前日比50円ほど高く寄り付き、その後は一時120円ほど高くなる場面もありましたが、後場下落し、結局30円安で引けました。外人は870万株の売り越し、出来高は20.4億株と減少、安値更新銘柄数が減少して高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-298とマイナス幅は縮小しました。東証マザーズ指数が連日で最安値を更新するなど、小型株は下げ止まらず、信用取引で追加証拠金(追い証)の差し入れを迫られる投資家が増えているようで、個人による手じまい目的の売りが主力株の一部にも波及した模様です。買い手が不在が日本市場の低迷の原因なのでしょう。しかし、大型国際優良株は比較的堅調なので、かろうじて日経平均の上昇トレンドは維持されていると言う結果なのでしょう。今買うなら、やはり、大型国際優良株の押し目です。ボリンジャーバンドが狭まってきましたので、そろそろ上か下に大きく動きそうな気配です。下振れの可能性も少し出てきましたが、東証1部の騰落レシオが昨年11月30日以来の80割れなどボトムを示す指標も出始め、3月期決算発表のピークは過ぎ、懸念材料も出尽くしと思われますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が進んでいますが、今日までのところ、東証一部銘柄の今期平均増益率は、+17.8%と好転してきました。日経平均採用銘柄予想増益率は、+7.5%と少し好転しました。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均の有利さはあまりなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場に割安感がでてきています。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に復帰して、総合乖離率もまだプラス(4.7%)ですので、中期上昇トレンドには、依然として青信号が点灯しています。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が2%下回っておりこの面でも割安感があります。今後は、上昇相場のきっかけ待ち思われます。
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Wednesday, May 16, 2007

[070516] 日経平均の今後の見通し

13日のNYSEは上昇、NASDAQが下落したことを受けて、日経平均は前日比20円ほど安く寄り付き、その後も軟調な展開となりましたが、後場切り返し、結局16円高で引けました。外人は2510万株の大幅売り越し、出来高は21.8億株と減少、安値更新銘柄数が増加して高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-529とマイナス幅が大幅に拡大しました。日経平均が上昇したとは思えない悪い内容です。規模別株価指数では、大型のみが上昇し、中型・小型は下落。新興市場も軒並み安となるなど、中小株に下げ止まる兆しが見られません。前日の機械受注で景気減速への警戒感が台頭しただけに、明日朝発表されるGDPが市場予想(前期比年率+2.7%程度)を上回るか否かに注目しないわけにはいきません。ボリンジャーバンドが狭まってきましたので、そろそろ上か下に大きく動きそうな気配です。下振れの可能性も少し出てきましたが、3月期決算発表のピークは過ぎ、今日までのところ日経平均は上昇トレンドは維持していると思われますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が進んでいますが、今日までのところ、東証一部銘柄の今期平均増益率は、+16.3%と好転してきました。逆に、日経平均採用銘柄予想増益率は、+5.4%と徐々に低下しているのが気になります。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均の有利さはなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場に割安感がでてきています。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に復帰して、総合乖離率もまだプラス(5.2%)ですので、中期上昇トレンドには、依然として青信号が点灯しています。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が2%下回っておりこの面でも割安感があります。しかし、今後しばらく、日米市場とも、決算発表と経済指標に一喜一憂するものと思われます。
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Tuesday, May 15, 2007

<070515>日経平均の今後の見通し

12日のNYSEは上昇、NASDAQが下落したことと、朝発表の3月の機械受注結果が事前の市場予想平均を下回ったことを受けて、日経平均は前日比100円安く寄り付き、その後も軟調な展開となり、後場も若干下落し、結局164円安で引けました。外人は840万株の売り越しで、出来高は21.6億株と減少、安値更新銘柄数が増加して高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-356とマイナス幅が大幅に拡大しました。内閣府が機械受注の基調判断を従来の「一進一退」から「弱含み」へと下方修正したことで、17日発表の1-3月GDPに対する警戒感も強まったようです。本日は3月期決算発表のピークということで、取引時間中に決算発表を行う銘柄が多く、今期見通しが市場予想を下回り株価が安値更新するという銘柄が相次ました。これが安値更新銘柄の増加の主因です。ボリンジャーバンドが狭まってきましたので、そろそろ上か下に大きく動きそうな気配ですが、下振れの可能性も少し出てきましたが、今日までのところは上昇トレンドは維持していると思われますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が進んでいますが、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+12.2%と好転してきました。逆に、日経平均採用銘柄予想増益率は、+6.0%と徐々に低下しているのが気になります。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均の有利さはなくなりましたが、イールド・スプレッドの差は拡大していることから、日本市場に割安感がでてきています。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に復帰して、総合乖離率もまだプラス(5.0%)ですので、中期上昇トレンドには、依然として青信号が点灯しています。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が3%下回っておりこの面でも割安感があります。しかし、今後しばらく、日米市場とも、決算発表と経済指標に一喜一憂するものと思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

Monday, May 14, 2007

[070514] 日経平均の今後の見通し

11日のNYSEとNASDAQが上昇したことを受けて、日経平均は前日比130円高く寄り付き、その後230円高もありましたが、後場若干下落し、結局124円高で引けました。外人は700万株の売り越しとなりましたが、出来高は23.7億株と高水準で、、高値更新銘柄数が増加して高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-6とマイナス幅を縮小しました。米国株高に加え、先週末に大幅安となった反動で買い優勢の展開となり、国際優良株や資源関連の一角が堅調に推移しましたが、中小型株に値を崩す銘柄が多く、新興市場は軒並み安となりました。今週は、機械受注、GDP発表など重要な経済統計が相次ぐほか、15日には3月期決算発表のピークを迎え、企業業績に対する関心度も一層高まりそうです。ボリンジャーバンドが狭まってきましたので、そろそろ上か下に大きく動きそうな気配ですが、米国市場の下落は一過性と思われますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が進んでいますが、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+13.2%と好転してきました。日経平均採用銘柄予想増益率は、+7.0%と低下ぎみです。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均が若干優位で、イールド・スプレッドの差も拡大してきたことから、日経平均に割安感がでてきました。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に復帰して、総合乖離率はプラス(8.0%)ですので、中期上昇トレンドには、青信号が点灯しています。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場がまだ2%下回っておりこの面でも割安感があります。しかし、今後しばらく、日米市場とも、決算発表には一喜一憂するものと思われます。
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Friday, May 11, 2007

<070511>日経平均の今後の見通し

10日のNYSEとNASDAQが大幅下落したことを受けて、日経平均は前日比120円安く寄り付き、その後下落幅を拡大、後場若干戻しましたが、結局184円安で引けました。出来高は23.1億株と高水準でしたが、外人は1990万株の大幅売り越しとなり、安値更新銘柄数が増加して高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-212とマイナスに転換しました。市場全体が売られましたが、25日移動平均線はかろうじて上回って終了しました。小売統計の悪化が嫌気され米国株式相場が急落した流れが東京市場にも波及。主力株を中心に利益確定売りが膨らんだようです。来週は、機械受注、GDP発表など重要な経済統計が相次ぐほか、15日には3月期決算発表のピークを迎え、企業業績に対する関心度も一層高まりそうです。ボリンジャーバンドが狭まってきましたので、そろそろ上か下に大きく動きそうな気配ですが、米国市場の下落は一過性と思われますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が進んでいますが、今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+14.1%と好転してきました。日経平均採用銘柄予想増益率も、+8.8%と引き続き好調です。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均が若干優位で、イールド・スプレッドの差も拡大してきたことから、日経平均に割安感がでてきました。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に復帰して、総合乖離率はプラス(6.0%)ですので、中期上昇トレンドには、まだ青信号が点灯しています。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場がまだ2%下回っておりこの面でも割安感があります。しかし、今後しばらく、日米市場とも、決算発表には一喜一憂するものと思われます。
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Thursday, May 10, 2007

[070510] 日経平均の今後の見通し

9日のNYSEは上昇、NASDAQは小幅上昇したことを受けて、日経平均は前日比50円高く寄り付き、その後前場は小動きでしたが、前引け前に下落に向かい後場もその水準で推移し、結局11円安で引けました。出来高は24.8億株と高水準で、外人は760万株の買い越しで、高値更新銘柄数が増加して高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+215とプラス幅が拡大しました。下げた割に市場全体の内容としては良好でしたが、2008年3月期の微増益見通しを示したトヨタの年初来安値更新が、株式相場全体の地合いに水を差し、鉄鋼や非鉄金属など、急伸してきた銘柄の一角が反落するなど、昨日と逆の展開になりました。5月15日が決算発表のピークですので、それまでは、このような状態が続く可能性が有ります。ボリンジャーバンドが狭まってきましたので、そろそろ上か下に大きく動きそうな気配ですが、下に大きく動く材料は見当たりませんので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が進んでいますが、今期見通しは概ね保守的でコンセンサスを下回る銘柄が多いようです。今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+5.0%と好転してきました。日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.8%と引き続き好調です。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均が若干優位で、イールド・スプレッドの差も拡大してきたことから、日経平均に割安感がでてきました。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に復帰して、総合乖離率はプラス(9.4%)ですので、中期上昇トレンドには、青信号が点灯しています。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場がまだ3%下回っておりこの面でも割安感があります。しかし、今後しばらく、日米市場とも、決算発表には一喜一憂するものと思われます。
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Wednesday, May 09, 2007

世界の市場が年初来高値を更新している中、日本市場はなぜ低迷しているのか?

4月の投資主体別売買動向を見ると、主に買い越しているのは外人であり、売り越しているのは個人と信託銀行であるという結果が読み取れます。寄り付き前の外人注文の動向からして、売っているのは外人であるとばかり考えていましたが、実は日本の個人と年金と思われる売りこそが犯人だったようです。日本企業の実力を冷静に評価しているのは外人であり、日本人自身はそれほどでもないということでしょう。日本の個人には1500兆円という膨大な金融資産があります。東証の時価総額は550兆円ですから、約30%でそのほとんどを買うことができるほどの金額です。しかし、株式市場に投資されているのはそのうちのわずか15%ほどであると言われています。日本市場の売買の6割は外人が占めているのです。このままでは、日本の個人の株式投資マインドの欠如が日本企業の衰退を招く原因となりかねません。老婆心ながら憂慮してしまいます。

[070509] 日経平均の今後の見通し

8日のNYSEは小幅下落、NASDAQは小幅上昇したことを受けて、日経平均は前日比40円安く寄り付き、その後前場は小動きでしたが、後場上昇し、結局91円高で引けました。出来高は24.0億株と高水準ながら、外人は60万株の売り越しで、高値更新銘柄数が減少して高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+153とプラス幅が縮小しました。日経平均が上昇した割りには市場全体としては下落銘柄が多い状態でした。前引け後に発表した川崎汽船の決算が市場コンセンサスを大幅に上回る内容だったことで、相場を一変させたようです。海運株のみならず、造船、資源関連、商社などに買いが波及したようです。これまで、保守的な業績予想のたびに軟調な展開が続いていましたが、今日の市場はポジティブな変化が起きたと評価できるものでした。今日引け後に発表されたトヨタなど明日以降もポジティブな反応を期待したいところです。ボリンジャーバンドが狭まってきましたので、そろそろ上か下に大きく動きそうな気配ですが、下に大きく動く材料は見当たりませんので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が始まりましたが、今期見通しは概ね保守的でコンセンサスを下回る銘柄が多いようです。今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+0.7%と低迷していますが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.4%と比較的好調です。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均が若干優位で、イールド・スプレッドの差も拡大してきたことから、日経平均に割安感がでてきました。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に復帰して、総合乖離率はプラス(9.9%)ですので、中期上昇トレンドには、青信号が点灯しています。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場がまだ2%下回っておりこの面でも割安感があります。しかし、今後しばらく、日米市場とも、決算発表には一喜一憂するものと思われます。
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Tuesday, May 08, 2007

[070508] 日経平均の今後の見通し

7日のNYSEは年初来高値を更新して上昇、NASDAQは小幅下落したことを受けて、日経平均は前日比20円安く寄り付き、その後は上昇し一時40円ほど上昇する場面もありましたが、後場下落して始まり、結局12円安で引けました。出来高は22.0億株と高水準ながら、外人は730万株の売り越しで、高値更新銘柄数が減少して高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+197とプラス幅が縮小するなど市場全体として軟調な展開でした。日経平均は上昇に転じる場面があったものの、前日高値は抜けずに終わりました。若干円高になったことで国際優良株が終日軟調で、前場活況だった鉄鋼株も後場値を消すなど、上値の重さが意識されたようです。しかし、ボリンジャーバンドが狭まってきましたので、そろそろ上か下に大きく動きそうな気配ですが、下に大きく動く材料は見当たりませんので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が始まりましたが、今期見通しは概ね保守的でコンセンサスを下回る銘柄が多いようです。今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+0.6%と低迷していますが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.4%と比較的好調です。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均が若干優位で、イールド・スプレッドの差も拡大してきたことから、日経平均に割安感がでてきました。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に復帰して、総合乖離率はプラス(8.5%)ですので、中期上昇トレンドには、青信号が点灯しています。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場がまだ3%下回っておりこの面でも割安感があります。しかし、今後しばらく、日米市場とも、決算発表には一喜一憂するものと思われます。
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Monday, May 07, 2007

[070507] 日経平均の今後の見通し

4日のNYSEとNASDAQが年初来高値を更新して上昇したことを受けて、日経平均は前日比170円高く寄り付き、その後も上昇し、後場も値を保ち、結局274円高で引けました。外人は20万株と少ないながらの買い越しで、出来高も21.9億株と増加し、高値更新銘柄数が増加して高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+289とプラスに転換するなど市場全体として堅調でした。大型連休で休場中に、米国市場ではNYダウが連日の高値更新、ナスダック指数が6年ぶりの高値、S&P500が節目の1500台を回復し、外国人投資家のリスク許容度が高まってきたようです。ボリンジャーバンドが狭まってきましたので、そろそろ上に大きく動きそうな気配です。短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が始まりましたが、今期見通しは概ね保守的でコンセンサスを下回る銘柄が多いようです。今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+0.1%と低迷していますが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+8.5%と比較的好調です。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均が若干優位で、イールド・スプレッドの差も拡大してきたことから、日経平均に割安感がでてきました。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に復帰して、総合乖離率はプラス(8.9%)ですので、中期上昇トレンドには、青信号が点灯しています。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場がまだ3%下回っておりこの面でも割安感があります。しかし、今後しばらく、日米市場とも、決算発表には一喜一憂するものと思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》

Wednesday, May 02, 2007

[070502] 日経平均の今後の見通し

1日のNYSEとNASDAQが上昇したことを受けて、日経平均は前日比40円高く寄り付きましたが、その後、下落し、午前中は前日比50円ほど安くなる場面もありましたが、後場は逆に急騰し、結局119円高で引けました。外人は1040万株の売り越しで、出来高も17.0億株と低水準となり、高値更新銘柄数が減少し、て高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-32とマイナス幅が若干拡大するなど、上昇した割には市場全体としては内容が良くありません。前日の下落に対する反発期待やNYSEの高値更新などを手掛かりに、朝方は買い優勢で始まったものの、その後は先物の売りをきっかけに下げに転じる場面がありましたが、後場は先物の上昇に連れて鉄鋼、商社、資源関連の一角などに買いが入いりました。連休明けも出来高が少ない状況が続くようですと、決算がピークを迎える5月中旬までは先物に振り回される展開が続きそうです。米国市場が一服するようだと、日本市場も軟調な展開となりそうですが、そうなった場合、好業績の国際優良株の押し目は絶好の買い場となると思いますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が始まりましたが、今期見通しは概ね保守的でコンセンサスを下回る銘柄が多いようです。今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+1.9%とプラス予想に変化してきました。日経平均採用銘柄予想増益率は、+8.7%と比較的好調です。米国市場の今期増益率は6.8%なので、日経平均が若干優位で、イールド・スプレッドの差も拡大してきたことから、日経平均に割安感がでてきました。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も米国市場指数に近づくと思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に復帰して、総合乖離率はプラス(4.3%)ですので、中期上昇トレンドは、黄信号から青信号に変わりました。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が3%下回っておりこの面でも割安感があります。今後しばらく、日米市場とも、決算発表に一喜一憂するものと思われます。
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Tuesday, May 01, 2007

[070501] 日経平均の今後の見通し

30日のNYSEとNASDAQは下落しましたが、日経平均は前日終値水準で寄り付き、その後、急落し、午前中は200円ほど安くなる場面もありましたが、後場は小動きで推移し、結局125円安で引けました。外人は久々に1000万株の買い越しでしたが、出来高は17.8億株と減少し、安値更新銘柄数が増加し、て高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-29とマイナスに転換しました。米国株安などを受けて、終日軟調に推移。大型連休の谷間で積極的な買い材料に乏しい中、企業業績に関心が向かっているようです。 今期見通しが市場のコンセンサスを大幅に下回る銘柄は徹底的に売られているようです。逆に市場のコンセンサスを大幅に上回る銘柄は買われています。5月中旬まではこの傾向が続きそうです。米国市場が一服するようだと、日本市場も軟調な展開となりそうですが、そうなった場合、好業績の国際優良株の押し目は絶好の買い場となると思います。決算発表のピークは5月中旬ですので、それまでがチャンスと思われますので、短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が始まりましたが、今期見通しは概ね保守的でコンセンサスを下回る銘柄が多いようです。今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、-1.1%とマイナス予想に変化してきました。日経平均採用銘柄予想増益率は、+9.0%と比較的好調です。米国市場の今期増益率は6.8%なので、日経平均が若干優位で、イールド・スプレッドの差も拡大してきたことから、日経平均に割安感がでてきました。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も米国市場指数に近づくと思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移していますが、一目均衡表では、雲の中に入ってしまい、総合乖離率はかろうじてプラス(2.3%)ですので、中期上昇トレンドは、青信号から黄信号に変わりました。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が4%下回っておりこの面でも割安感があります。今後しばらく、日米市場とも、決算発表に一喜一憂するものと思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》