日経平均の予想: [070507] 日経平均の今後の見通し

Monday, May 07, 2007

[070507] 日経平均の今後の見通し

4日のNYSEとNASDAQが年初来高値を更新して上昇したことを受けて、日経平均は前日比170円高く寄り付き、その後も上昇し、後場も値を保ち、結局274円高で引けました。外人は20万株と少ないながらの買い越しで、出来高も21.9億株と増加し、高値更新銘柄数が増加して高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は+289とプラスに転換するなど市場全体として堅調でした。大型連休で休場中に、米国市場ではNYダウが連日の高値更新、ナスダック指数が6年ぶりの高値、S&P500が節目の1500台を回復し、外国人投資家のリスク許容度が高まってきたようです。ボリンジャーバンドが狭まってきましたので、そろそろ上に大きく動きそうな気配です。短期投資スタンスは、"買い"を継続します。主力企業の決算発表が始まりましたが、今期見通しは概ね保守的でコンセンサスを下回る銘柄が多いようです。今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+0.1%と低迷していますが、日経平均採用銘柄予想増益率は、+8.5%と比較的好調です。米国市場の今期増益率は6.9%なので、日経平均が若干優位で、イールド・スプレッドの差も拡大してきたことから、日経平均に割安感がでてきました。基本的には米国市場と連動した動きとなると思われますので、いずれ日経平均も2月高値を更新する動きになると思われます。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価は200日移動平均線の上で推移し、一目均衡表では、雲の上に復帰して、総合乖離率はプラス(8.9%)ですので、中期上昇トレンドには、青信号が点灯しています。今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場がまだ3%下回っておりこの面でも割安感があります。しかし、今後しばらく、日米市場とも、決算発表には一喜一憂するものと思われます。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》