日経平均の予想: <070726>日経平均の今後の見通し

Thursday, July 26, 2007

<070726>日経平均の今後の見通し

7/25日のNYSEとNASDAQは上昇しましたが、日経平均はシカゴ先物に鞘よせし、前日比30円ほど安く寄り付き、その後、前場は小動きでしたが、後場に先物主導で下落し、結局156円安で引けました。外人は620万株の売り越しで、出来高は20.1億株と大幅下落の割には少なく、安値更新銘柄数が増加し、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数の差は-554とマイナス幅が拡大しました。
どうも、ヘッジファンドの破綻から世界的に信用収縮懸がなかなか払拭できないようです。今夜の米国株式市場次第では一段安も覚悟が必要な感じです。
日米金利差が3.0%に縮小し、円高を誘発、日経平均三角持合下離れ、一目均衡表では雲の中に入ってしまい、総合乖離率マイナス突入と消極的にならざるを得ない状況です。サイコロジカルラインが33%となった点や、85%の銘柄が25日平均線の下に在るなど安値圏到達を示すテクニカル指標もあるものの、目先は強気にはなれません、短期投資スタンスは、"売り"とせざるを得ません。
イールド・スプレッドの日米差からの割安感はあるものの、米国市場が崩れれば意味がありません。テクニカル面では、日経平均のチャートを見ると直近の株価はかろうじて、200日移動平均線の上で推移していますが、一目均衡表では、雲の中に入り込み、総合乖離率はマイナス0.2%となり、中期上昇トレンドは、黄信号です。
今日現在の日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率は、日本市場が4.4%下回り、この面での割安感もまだまだ大きい状態ですが、こちらも米国市場が崩れれば意味がありません。
今後も、米国市場の、インフレと金利の動向、サブプライム問題再燃と信用収縮懸念、業績発表動向に注意しつつ、反転時期を見極める必要が有ります。
ここからの売買シナリは、6/13の安値176100円を割れば売り、買いは大きく陽線で終ってから考えれば良いのではないでしょうか。

《注目銘柄、材料、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》