日経平均の予想: 日経平均の今後の見通し070206

Tuesday, February 06, 2007

日経平均の今後の見通し070206

昨日のNYSEは小幅上昇、NASDAQは小幅下落しましたが、日経平均は40円ほど高く寄り付き、午前中は前日急落した反動から、主力株を中心にリバウンド狙いの買いが優勢となりましたが、後場に一時先物主導で値を崩しましたが、結局62円高で引けました。出来高は今日も23.2億株と高水準で、外人も480万株の買い越しとなりましたが、高値更新銘柄数は増加せず、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は若干プラスを維持しました。今日は、昨日の反動で国際優良株が買い戻されました。しかし、もどす力は弱く、方向感なく終わりましたので、短期投資スタンスは、"中立"を維持します。ここ2ヶ月の上昇相場は、今週から始まる第三四半期の業績発表で通期の業績予想が上方修正されることを前提とした動きと思われますので、業績発表が進むと、たとえ好業績でも、材料で尽くしで下げるリスクもあります。今日までのところ、東証一部銘柄の平均増益率は、+1.8%ですが、日経平均採用銘柄予想増益率は+8.0%と、2局化が顕著となってきました。米国市場の今期増益率は+7.1%なので、日経平均優位となってきました。チャート上からは昨年10月高値の16902円を大きく更新し、一目均衡表の雲を抜け、200日移動平均線の上で推移し、総合乖離率もプラス幅を拡大している点から、中期的上昇トレンドは維持されていると思われますので、特別な弱気材料が出てこなければ、今後下げに転じても下落幅はそれほど大きくならないのではないかと思います。今後、米国市場が強い動きが続き、外人買いが継続し、決算発表により増益率が大幅改善されれば、日経平均は、18500円近辺への上昇も考えられます。しかし、下期の業績予想に変化がなく、米国市場が下落し、外人が売り越す場合は、16500円を上限としたボックス相場へ逆戻りとなるでしょう。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては右のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》