日経平均の予想: 日経平均の今後の見通し070115

Monday, January 15, 2007

日経平均の今後の見通し070115

先週末のNYSEとNASDAQが堅調だったことを受け、機械受注が市場予想を上回ったこともあり、幅広い銘柄に買いが入り、日経平均は前面高となり、結局152円高で引けました。出来高は今日も19.0億株と高水準で、外人は680万株の買い越しとなり、高値更新銘柄数は増加に転じ、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差はプラス幅を拡大しました。日銀の利上観測から銀行株が上げていますし、その割りには円安ですので、日銀の利上げは弱気材料になっていません。基本スタンスは"中立"から"買い"に変更です。しかし、直近の安値は第一目標の25日移動平均線まででしたので、十分な調整とは言えません。これから、日米とも決算発表が続きますので、米国市場次第ですが、乱高下も有り得ます。チャート上からは昨年10月高値の16902円を大きく更新し、一目均衡表の雲を抜け、200日移動平均線の上へ抜け、総合乖離率もプラス幅を拡大している点から、中期的上昇トレンドは維持されていると思われますので、弱気材料が継続しなければ、今後も下落幅はそれほど大きくならないのではないかと思います。企業の業績面では、中間決算は良好で経常益は今のところ前年同期比で+16%の増益と云う結果でしたが、通期予測は+2.7%(日経平均採用銘柄予測平均増益率は7.5%)の増益予想と非常に慎重です。しかし、市場は来年2月から3月にかけての第三四半期決算発表前後に今期増益率は上方修正されるとのコンセンサスになりつつあります。今後、米国市場が強い動きが続き、外人買いが継続し、決算発表により増益率が大幅改善されれば、日経平均は、18500円近辺への上昇も考えられます。しかし、下期の業績予想に変化がなく、米国市場が下落し、外人が売り越す場合は、16500円を上限としたボックス相場へ逆戻りとなるでしょう。
《材料や参考銘柄、日経平均チャートについては左のLINKにある"YS総合研究所HP"も参考にしてください。》