日経225平均
日経平均株価チャート

中国 上海総合
中国 上海総合

インド SENSEX30
インドSENSEX30

イギリスFTSE100
イギリスFTSE100チャート

こちらをプチ=>シカゴ日経225先物リアルチャートとNY Dow & Nasdaq

Wednesday, September 30, 2009

<20090930>日経平均の今後の見通し

[市況]
29日のNY DowとNASDAQは下落しましたが、30日の日経平均先物は、前日比20円高で寄り付きました。前場に50円高まで買われましたが、後場初めにかけて30円安まで売られました。その後は戻り歩調となり、最終的に前日比10円高で終わりました。日経平均は33円高で引け、出来高は16.3億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は340万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、”売り”が有利な状態です。

29日の米国市場では、S&Pケース・シラー住宅価格指数は前月比で上昇が続いたため、朝方にはこれを好感した買いが入りNY Dowはプラスで推移する場面もありましたが、9月の消費者信頼感指数が予想に反して前月から低下したことが嫌気され、売りが優勢となりました。
30日の日本市場では、朝方は月末のドレッシング買いへの期待から買いが優勢となりましたが、日経平均は10150円近辺では上値の重さが意識されたことや、円が90円台を割り込んだことで警戒感を誘い、前日終値を挟んで方向感に乏しい展開となりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、9日線、25日線の下に在りますので、短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+10.0%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+11.6%となり、プラス幅は拡大しました。一目均衡表では雲の中に在ります。2つがプラスですので、中期的トレンドは、黄信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、25日線、9日線の下に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線の上に在りますが、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線の上に在りますが、9日線を下回りました。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。中期トレンドは青信号が点灯しています。
日・米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が11.4ポイント割安にある状態となり、テクニカル面の割安幅は縮小しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、9月に改定されたOECDの2009年の予想実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタル面では、日本市場が3.9ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。8月の雇用統計も改善しました。しかし、住宅関連指数はまちまちで、9月の消費者態度指数が予想以下となり、消費関連経済指標に警戒感が浮上しつつあります。さらに、米国の設備投資の伸びなやみが景気の足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。一方、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面ゼロ金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は29日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.70ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは39.5となりました。PBRは1.26となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの下落にも関わらず下げませんでした。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.4%(140円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-280円~-+120円の間で推移しています。日経平均は、NY Dowの動きに対して上振する動きとなりました。
米市場の短期トレンドは再び黄信号となり、日本市場は赤信号のままです。ドル・ベースの日経平均も、NY Dowよりまだ下振れしている形ですので、日経平均の弱さは円高だけでは説明できないようです。日本市場の需給要因や金融株の弱さが原因の一つと考えられます。円ベースでの日経平均は下振れして350円程度の割安に縮小しました。今夜の米国市場では9月のADP雇用統計や第2四半期のGDP が注目されそうです。米市場も正念場が続いています。日本市場は今日も10150円が目先の上値抵抗線となりました。これを抜けないと短期的に下落トレンド入りとなりそうです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Tuesday, September 29, 2009

<20090929>日経平均の今後の見通し

[市況]
28日のNY DowとNASDAQが上昇したことを受けて、29日の日経平均先物は、前日比90円高で寄り付きましたが、後場初めにかけて売られ30円高まで上げ幅を縮める場面がありました。その後は戻り歩調となり、最終的に前日比70円高で終わりました。日経平均は90円高で引け、出来高は18.0億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は1130万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、”売り”が有利な状態です。

28日の米国市場では、米製薬大手アボット・ラボラトリーズによるベルギー化学大手ソルベイの製薬部門買収など、M&A関連の発表が相次いだことで、企業の事業拡大への投資が活発になるとの期待感から株価指数は大幅に上昇しました。
29日の日本市場では、米市場高や円高一服が好感され自律反発狙いの買いが優勢となり、寄り付き直後に一時110円高となる場面もありましたが、その後は戻り売りに押されて伸び悩みました。上値の重さが確認されると後場は、買い手控えムードが強まり、方向感に乏しい展開でした。

[テクニカル視点]
日経平均は、9日線、25日線の下に在りますので、短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+9.1%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+11.3%となり、プラス幅は拡大しました。一目均衡表では雲の中に在ります。2つがプラスですので、中期的トレンドは、黄信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、25日線、9日線の下に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線の上に在り、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線の上に在り、9日線を上回りました。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。中期トレンドは青信号が点灯しています。
日・米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が12.3ポイント割安にある状態となり、テクニカル面の割安幅は拡大しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、9月に改定されたOECDの2009年の予想実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタル面では、日本市場が3.7ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。8月の雇用統計も改善しました。9月の消費者態度指数が予想以上となり、消費関連経済指標も改善しつつあるようです。しかし、住宅関連指数は再び減速感や、米国の設備投資の伸びなやみが景気の足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。一方、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面ゼロ金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は28日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.57ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは39.6となりました。PBRは1.26となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの上昇率ほどは上げませんでした。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-2.3%(240円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が拡大しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-280円~-+120円の間で推移しています。日経平均は、NY Dowの動きに対して下振する動きとなりました。
米市場の短期トレンドは青信号に戻りましたが、日本市場は赤信号のままです。ドル・ベースの日経平均も、NY Dowより下振れしている形ですので、日経平均の弱さは円高だけでは説明できないようです。日本市場の需給要因や金融株の弱さが原因の一つと考えられます。円ベースでの日経平均は下振れして450円程度の割安に拡大しました。今夜の米国市場では7月のS&Pケースシラー住宅指数が注目されそうです。米市場は上昇トレンドに戻る可能性も出てきましたが、日本市場は10150円が目先の上値抵抗線となってきたようです。これを抜けないと短期的に下落トレンド入りとなりそうです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Monday, September 28, 2009

<20090928>日経平均の今後の見通し

[市況]
25日のNY DowとNASDAQが下落したことを受けて、28日の日経平均先物は、前日比230円安で寄り付き、後場初めにかけて340円安まで下げる場面がありました。その後は戻り歩調となり、最終的に前日比280円安で終わりました。日経平均は256円安で引け、出来高は21.2億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は1300万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が拡大しました。個別銘柄に関しては、”売り”が有利な状態です。

25日の米国市場では、8月の米耐久財受注が市場予想に反して減少し、米景気の先行き懸念が意識されたことで売りが優勢となりました。ただ9月の消費者態度指数が市場予想を上回り、消費の持ち直し期待が高まりNY Dowは小高く推移する場面もありました。
28日の日本市場では、前週末の米市場安に加え、円が一時88円台前半まで上昇したことで売りが優勢となりました。取引時間中に1万円大台を下回わりました。引けにかけては円高がやや一服したものの、反発力は弱く様子見ムードで終了しました。

[テクニカル視点]
日経平均は、9日線、25日線の下に在りますので、短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+6.3%となり、プラス幅が縮小しました。200日線との乖離率は+10.5%となり、プラス幅は縮小しました。一目均衡表では雲の中に在ります。2つがプラスですので、中期的トレンドは、青信号から黄信号に変わりました。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、25日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線を下回りました。
NY Dowは200日線、75日線、25日線の上に在りますが、9日線の下に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線の上に在りますが、9日線の下に在ります。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは黄信号が点灯しています。中期トレンドは青信号が点灯しています。
日・米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が11.0ポイント割安にある状態となり、テクニカル面の割安幅は拡大しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、9月に改定されたOECDの2009年の予想実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタル面では、日本市場が3.7ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。8月の雇用統計も改善しました。9月の消費者態度指数が予想以上となり、消費関連経済指標も改善しつつあるようです。しかし、住宅関連指数は再び減速感や、米国の設備投資の伸びなやみが景気の足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。一方、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面ゼロ金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は25日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.38ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは39.0となりました。PBRは1.25となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの下落率以上に下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.2%(130円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が拡大しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-190円~-+120円の間で推移しています。日経平均は、NY Dowの動きに対して下振する動きとなりました。
米市場の短期トレンドは黄信号で、日本市場は赤信号となっています。ドル・ベースの日経平均も、NY Dowより下振れしている形ですので、日経平均の弱さは円高だけでは説明できないようです。円ベースでの日経平均は下振れして400円程度の割安に拡大しました。今夜の米国市場では8月のシカゴ連銀全米活動指数が注目されそうです。日・米市場とも、短期的には正念場を迎えたようですが、日本市場は短期的に下落トレンド入りしたようです。目先の下値目途は一目均衡表の曇の下限の9800円前後で、これを割るようですと、25日線の7%乖離の9650円が目途と考えられます。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Sunday, September 27, 2009

<20090927>今週の日経平均の見通しと投資スタンス

[ファンダメンタルの現状認識]
市場では低金利と景気対策効果もあり景気回復期待が高まっていますが、中長期的には、米国を中心とする消費の低迷や雇用の悪化などによる個人ローンの不良債権化と商業用不動産価格の下げによる信用収縮傾向が、今後も景気の足を引っ張る原因となる可能性が大と思われます。
そのような環境の中、先週の米国市場は、中古住宅販売件数や耐久財受注が予想以下となったことなどで下落しました。今週は、為替の動きや米国のS&Pケースシラー総合指数、米9月雇用統計などが注目されそうです。
2009年の実質GDP伸率考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差はOECDのGDP予想値が改訂され日本市場が3.8ポイント割高となっています。先週と比べ0.1ポイント割高幅が拡大しました。日本市場は米国市場に比べGDPの減少率と企業利益の減少率が著しい点が原因です。日経平均のPERは40.1で、S&P500のPERの17.5と比べると、企業のファンダメンタルに大きな差が有ります。長期金利差でこれを埋める形ですが、それでも大幅な割高感があります。

[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2009年GDP予測値(現在-5.6%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①先週の米国市場は一服となりました。
②3月決算発表が終わり、日経225採用銘柄の今期予想増益率は前期が赤字の為、計算不能となりましたが、世界景気の下ぶれにより今期ROE予想値は3.3%となっています。
③長期金利は低下ぎみで、日米の金利差は2.1-2.0%で推移し、為替は91--89円台のレンジ内の動きでした。今週も、91-89円台が想定されます。
④今年9月に、OECDによる日米の2009年の実質GDP伸び率予測値が修正され日本が-5.6%となり、米国は-2.8%と予想されていますので、この面では日本市場にとって2.8ポイント分の割高となる弱気材料です。
⑤9月3週の外人は買い越しだった可能性が高いものの、9月4週は売り越しだった可能性は高く、今週も売り越しが予想されます。
5つのポイントのうち先週は①③が弱気材料でした。今週も①③がキーポイントと思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、8.0ポイント割安となり、先週比2.0ポイント縮小しました。
一目均衡表では、雲の上に在り、200日移動平均線乖離率は+13.4%となり先週と比較してプラス幅は1.4ポイント縮小し、総合乖離率は+14.2%となりプラス幅が縮小しました。3つがプラスですので中期上昇トレンドは、"青信号"が点灯しています。日経平均は9日線、25日線の下に在りますので、短期的には"赤信号"です。
米国市場ではNY Dowは200日線、25日線の上に在りますが、9日線の下に在ります。一目均衡表の雲の上に在ります。Nasdaqは一目均衡表の雲と200日線、25日線の上に在りますが、9日線の下に在ります。短期的には"黄信号"で中期的には"青信号"が点灯しています。

[今週の見通し]
先週は、米国市場の下落に連動して、日本市場も結局下げました。日本市場は証券・銀行による大型の資金調達や平成の徳政令など金融機関に対する悪材料と円高警戒感で、米国市場に比べ伸び悩んでいます。そのうえ、今週の米国市場は、正念場をむかえそうです。円は90円を割れましたので、週初は円高警戒感が増しそうです。今週も、日本市場は厳しい状況が続きそうです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Friday, September 25, 2009

<20090925>日経平均の今後の見通し

[市況]
24日のNY DowとNASDAQが下落したことを受けて、25日の日経平均先物は、前日比120円安で寄り付き、前場に230円安まで下げる場面がありました。後場は戻り歩調となり、最終的に前日比150円安で終わりました。日経平均は278円安で引け、出来高は19.7億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は620万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス転換しました。個別銘柄に関しては、”売り”が有利な状態です。

24日の米国市場では、前日の下げから自律反発の買いが入り、高く始まったものの、8月の中古住宅販売件数が前月比2.7%減の年率換算510万戸と、市場予想に反して5ヶ月ぶりの減少となったことが嫌気され売りが膨らみました。原油が大幅に続落したこともあり、住宅株や素材株や景気敏感株にも売りが広がりました。
25日の日本市場では、前日上昇の反動で利益確定売りが優勢となりました。野村HDによる巨額公募増資の実施発表が需給悪化懸念を誘い、相場を押し下げました。やや円高が進んだことも重しとなり、一時300円超の下げ幅となる場面もありました。

[テクニカル視点]
日経平均は、9日線、25日線を下回りましたので、短期トレンドは青信号から赤信号に変わりました。一方、日経平均の総合乖離率は+14.2%となり、プラス幅が縮小しました。200日線との乖離率は+13.4%となり、プラス幅は縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、25日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線を下回りました。
NY Dowは200日線、75日線、25日線の上に在りますが、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線の上に在りまが、9日線を下回りました。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。中期トレンドは青信号が点灯しています。
日・米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が9.2ポイント割安にある状態となり、テクニカル面の割安幅は拡大しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、9月に改定されたOECDの2009年の予想実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタル面では、日本市場が3.7ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。8月の雇用統計も改善しました。8月の小売売上高が予想以上となり、消費関連経済指標も改善の兆しが出てきました。しかし、住宅関連指数は再び減速感が出てきました。また、米国の設備投資の伸びなやみは足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。一方、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面低金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。9月に入り、大手金融機関の不良債権問題も蒸し返しの兆しが少し見えてきました。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は24日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.43ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは40.1となりました。PBRは1.30となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの下落率以上に下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.3%(30円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス転換しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-170円~-+120円の間で推移しています。日経平均は、NY Dowの動きに対して下振する動きとなりました。
米市場の短期トレンドは黄信号となり、日本市場は赤信号となりました。ドル・ベースの日経平均は、NY Dowにほぼ連動する形です。円ベースでの日経平均下振れして250円程度割安に拡大しました。今夜の米国市場では8月の耐久財受注や9月の消費者信頼感指数が注目されそうです。日・米市場とも、短期的には正念場を迎えたようですが、米国市場が9日線を上回る動きとなれば、来週の週初は。米国市場より上振れする動きとなりそうです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Thursday, September 24, 2009

<20090924>日経平均の今後の見通し

[市況]
23日のNY DowとNASDAQが下落しましたが、24日の日経平均先物は、前日比20円高で寄り付き、前場に190円高まで上げる場面がありました。後場は利食い売りにおされ、最終的に前日比120円高で終わりました。日経平均は173円高で引け、出来高は23.6億株と低水準ながら増加しました。寄り付き前の外国人は50万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス転換しました。個別銘柄に関しては、”買い”が有利な状態です。

23日の米国市場では、FOMC後の声明で金利が据え置かれたことや、景気判断が上方修正されたことで、買いが優勢になる場面がありました。その後は原油先物など商品相場が軟調で、素材やエネルギー株が売られたこともあり、引けにかけては高値警戒感から利益確定売りが膨らみました。
24日の日本市場では、連休前の買い手控え感の反動に加え、9月中間決算の権利取り狙いの買いも優勢となりました。後場に入ると再び円高方向へ振れたほか、アジア株市場の軟調推移も重しとなり、上げ幅を縮小させて終了しました。

[テクニカル視点]
日経平均は、9日線の上に在り、25日線を上回りましたので、短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。一方、日経平均の総合乖離率は+22.9%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+16.6%となり、プラス幅は拡大しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドも青信号が点灯しています。
日・米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が7.6ポイント割安にある状態となり、テクニカル面の割安幅は縮小しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、9月に改定されたOECDの2009年の予想実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタル面では、日本市場が3.8ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。8月の雇用統計も改善しました。8月の小売売上高が予想以上となり、消費関連経済指標も改善の兆しが出てきました。しかし、住宅関連指数は再び減速感が出てきました。また、米国の設備投資の伸びなやみは足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。一方、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面低金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。9月に入り、大手金融機関の不良債権問題も蒸し返しの兆しが少し見えてきました。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は23日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.52ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは41.5となりました。PBRは1.33となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、ここ4日分NY Dowの上昇率以上に上げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は*0.5%(50円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス転換しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-260円~-+120円の間で推移しています。日経平均は、NY Dowの動きに対して上振する動きとなりました。
米市場の短期トレンドは青信号が続いていますが、日本市場も青信号となりました。今日はドル・ベースの日経平均が、NY Dowにほぼ連動する形に戻りました。円ベースでの日経平均でも100円程度割安まで戻しました。今夜の米国市場では8月の中古住宅販売が注目されそうです。日本市場は、連休中に何事もなかったことで、米国市場の堅調な展開を急速にキャッチアップする動きとなりましたので、目先は反動で、米国市場より下振れする動きとなりそうです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Sunday, September 20, 2009

<20090921>今週の日経平均の見通しと投資スタンス

[ファンダメンタルの現状認識]
市場では低金利と景気対策効果もあり景気回復期待が高まっていますが、中長期的には、米国を中心とする消費の低迷や雇用の悪化などによる個人ローンの不良債権化と商業用不動産価格の下げによる信用収縮傾向が、今後も景気の足を引っ張る原因となる可能性が大と思われます。
そのような環境の中、先週も米国市場は、企業業績と経済指標の改善や商品市場の活況で上昇しました。今週は、為替の動きや米国の8月景気先行指数、8月耐久財受注などが注目されそうです。
2009年の実質GDP伸率考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差はOECDのGDP予想値が改訂され日本市場が3.7ポイント割高となっています。先週と比べ0.1ポイント割高幅が」縮小しました。日本市場は米国市場に比べGDPの減少率と企業利益の減少率が著しい点が原因です。日経平均のPERは40.8で、S&P500のPERの17.5と比べると、企業のファンダメンタルに大きな差が有ります。長期金利差でこれを埋める形ですが、それでも大幅な割高感があります。

[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2009年GDP予測値(現在-5.6%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①先週の米国市場は年初来高値を更新して上昇しました。
②3月決算発表が終わり、日経225採用銘柄の今期予想増益率は前期が赤字の為、計算不能となりましたが、世界景気の下ぶれにより今期ROE予想値は3.3%となっています。
③長期金利は低下ぎみで、日米の金利差は2.1%で推移し、為替は90--91円台のレンジ内の動きでした。今週は、92-89円台が想定されます。
④今年9月に、OECDによる日米の2009年の実質GDP伸び率予測値が修正され日本が-5.6%となり、米国は-2.8%と予想されていますので、この面では日本市場にとって2.8ポイント分の割高となる弱気材料です。
⑤9月2週の外人は売り越しでした。9月3週は買い越しだった可能性は高く、今週も買い越しが予想されます。
5つのポイントのうち先週は①が強気材料で③が弱気材料でした。今週も①③がキーポイントと思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、10.0ポイント割安となり、先週比3.4ポイント拡大しました。
一目均衡表では、雲の上に在り、200日移動平均線乖離率は+14.8%となり先週と比較してプラス幅は1.5ポイント縮小し、総合乖離率は+18.0%となりプラス幅が縮小しました。3つがプラスですので中期上昇トレンドは、"青信号"が点灯しています。日経平均は9日線の上に在りますのが、25日線の下に在りますので、短期的には"黄信号"です。
米国市場ではNY Dowは200日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表の雲の上に在ります。Nasdaqは一目均衡表の雲と200日線、25日線、9日線の上に在ります。短期的には"青信号"で中期的にも"青信号"が点灯しています。

[今週の見通し]
先週も、米国市場の上昇に連動して、日本市場も上げましたが、円高警戒感の影響で上昇は限定的でした。今週の米国市場は、米金融機関の財務不安が蒸し返されなければ、高値圏での揉み合いが想定されます。円は90円割れ寸前では押し返されていますが、連休中に、90円割れも想定しておく必要がありそうです。円高警戒感が続けば、日本市場は米国市場より下振れする動きとなりそうです。一方で、金融不安が再燃するとドルが買われ、株価は下落する中で、米国市場より上振れする可能性にも考慮が必要と思われます。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Friday, September 18, 2009

<20090918>日経平均の今後の見通し

[市況]
17日のNY DowとNASDAQが下落したことを受けて、18日の日経平均先物は、前日比50円安で寄り付き、前場に130円安まで下げる場面がありました。その後戻り歩調となり、最終的に前日比40円安で終わりました。日経平均は73円安で引け、出来高は23.4億株と低水準ながら増加しました。寄り付き前の外国人は1350万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が拡大しました。個別銘柄に関しては、”売り”が有利な状態です。

17日の米国市場は、新規失業保険申請件数は市場予想より少なく、9月の製造業景気指数も市場予想を上回り、景気の底入れを意識させる内容でした、一方、住宅着工件数は前月比3.0%減となるなど、経済指標が方向感に乏しく、NY DOWは前日終値を挟んでの推移でした。
18日の日本市場では、連休前で買い手控えムードがある中で、消費者金融大手アイフルによる債務返済猶予の請求も投資家心理を冷やし、朝方から利益確定売りが優勢となりました。後場に入ると金融株を中心に買い戻しの動きも出て、大引けにかけては下げ幅を縮小させました。

[テクニカル視点]
日経平均は、9日線の上に在りますが、25日線を下回りましたので、短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。一方、日経平均の総合乖離率は+18.0%となり、プラス幅が縮小しました。200日線との乖離率は+14.8%となり、プラス幅は縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドも青信号が点灯しています。
日・米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が10.0ポイント割安にある状態となり、テクニカル面の割安幅は拡大しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、9月に改定されたOECDの2009年の予想実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタル面では、日本市場が3.8ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。8月の雇用統計も改善しました。8月の小売売上高が予想以上となり、消費関連経済指標も改善の兆しが出てきました。しかし、住宅関連指数は再び減速感が出てきました。また、米国の設備投資の伸びなやみは足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。一方、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面低金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。9月に入り、大手金融機関の不良債権問題も蒸し返しの兆しが少し見えてきました。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は17日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.42ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは40.5となりました。PBRは1.30となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの下落率以上に下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.6%(170円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が若干縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-260円~-+20円の間で推移しています。日経平均は、NY Dowの動きに対して下振する動きとなりました。
米市場の短期トレンドは青信号ですが、日本市場は黄信号となりました。今日はドル・ベースの日経平均も、NY Dowより若干下振れしました。円高警戒感が円ベースでは日経平均を300円程度割安にしている状況は続いています。今夜の米国市場では注目される経済指標がなさそうですが、引き続き堅調な推移が予想されます。日本市場は、来週も為替の動き次第と思われますが、米国市場より下振れする動きが続きそうです。連休中の円が90円を割る動きになるかどうかを見守る必要がありそうです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Thursday, September 17, 2009

<20090917>日経平均の今後の見通し

[市況]
16日のNY DowとNASDAQが上昇したことを受けて、17日の日経平均先物は、前日比140円高で寄り付きましたが、後場開始直後に90円高まで上昇幅を縮めました。その後上昇に転じ、最終的に前日比170円高で終わりました。日経平均は173円高で引け、出来高は20.0億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は980万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、”売り”が有利な状態です。

16日の米国市場は、金が過去最高値を更新し、原油などの商品相場も上昇したことで、素材やエネルギー株が買われました。また、8月の鉱工業生産指数が前月比で市場予想以上に上昇し、7月分も上方修正されたことで、景気回復への期待が一段と強まり、金融や消費循環など景気敏感業種を中心に買いが優勢となりました。
17日の日本市場では、米市場高と円高一服が好感されたほか、7-9月期の大企業景況判断指数が改善基調を示したことも投資家心理の改善に繋がったようです。ハイテク株や資源関連株を中心に買いが優勢となりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、25日線、9日線を上回りましたので、短期トレンドは赤信号から青信号に変わりました。一方、日経平均の総合乖離率は+20.3%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+15.8%となり、プラス幅は拡大しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドも青信号が点灯しています。
日・米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が9.6ポイント割安にある状態となり、テクニカル面の割安幅は若干縮小しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、9月に改定されたOECDの2009年の予想実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタル面では、日本市場が3.7ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、住宅関連指数は底打ち感が顕著になってきています。4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。8月の雇用統計も改善しました。8月の小売売上高が予想以上となり、消費関連経済指標も改善の兆しが出てきました。しかし、米国の設備投資の伸びなやみは足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。一方、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面低金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。9月に入り、大手金融機関の不良債権問題も蒸し返しの兆しが少し見えてきました。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は16日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.20ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは41.0となりました。PBRは1.32となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの上昇率以上に上げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.8%(90円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が若干縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-210円~-+130円の間で推移しています。日経平均は、NY Dowの動きに対して上振する動きとなりました。
米市場の短期トレンドは青信号ですが、日本市場も青信号となりました。ドル・ベースの日経平均は、NY Dowにほぼ連動した動きとなっています。今日は円高警戒感が少し後退したようですが、まだ、円高警戒感が円ベースでは日経平均を300円程度割安にしている状況は続いています。今夜の米国市場では8月の住宅着工件数、9月の製造業景気指数などが注目され、堅調な推移が予想されますが、日本市場は、円が一旦90円を割った後円安に戻らないと警戒感が無くならないようですので、明日も連休を控えて、為替の動きを睨んで先物主導の動きが続きそうです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Wednesday, September 16, 2009

<20090916>日経平均の今後の見通し

[市況]
15日のNY DowとNASDAQが上昇したことを受けて、16日の日経平均先物は、前日比40円高で寄り付き、後場開始直後に180円高まで上昇しましたが、その後下落に転じ一時10円高まで売られました。最終的に前日比20円高で終わりました。日経平均は53円高で引け、出来高は19.5億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は230万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が拡大しました。個別銘柄に関しては、”売り”が有利な状態です。

15日の米国市場は、朝方は、高値警戒感から利益確定売りが出て株価指数は下げる場面がありましたが、8月の小売売上高が予想を上回ったことや、バーナンキFRB議長が「米景気の後退は現時点で終わっている可能性が高い」と語ったことなどで、売り一巡後は徐々に上げ幅を広げました。
16日の日本市場では、米国市場高や、円高一服が買い安心感を誘い、朝方から輸出関連株を中心に買いが優勢となりました。後場に入るとアジア株市場の堅調な動きも好感され、上げ幅を広げる場面がありました。その後、25日移動平均線近辺で利益確定売りが優勢となり、後場中ごろからは急速に伸び悩んで引けました。

[テクニカル視点]
日経平均は、25日線、9日線の下に在ります。短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+15.2%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+14.0%となり、プラス幅は拡大しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドも青信号が点灯しています。
日・米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が9.8ポイント割安にある状態となり、テクニカル面の割安幅は若干縮小しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、9月に改定されたOECDの2009年の予想実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタル面では、日本市場が3.7ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、住宅関連指数は底打ち感が顕著になってきています。4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。8月の雇用統計も改善しました。8月の小売売上高が予想以上となり、消費関連経済指標も改善の兆しが出てきました。しかし、米国の設備投資の伸びなやみは足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。一方、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面低金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。9月に入り、大手金融機関の不良債権問題も蒸し返しの兆しが少し見えてきました。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は15日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.12ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは40.5となりました。PBRは1.31となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、結局、NY Dowの上昇率ほどは上げませんでした。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.4%(140円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が若干縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-210円~-+160円の間で推移しています。日経平均は、今日もNY Dowの動きに対して、一旦は上振する動きとなりましたが、長くは続きませんでした。
米市場の短期トレンドは青信号ですが、日本市場は赤信号となっています。今日も、結局は円高警戒感が残る展開となりました。一方、ドル・ベースの日経平均はまだ移動平均の上にあり、強い動きが続いています。円高警戒感が日本市場を割安にしている状況は続いていると考えられます。今夜の米国市場では9月の住宅市場指数などが注目されそうです。円が一旦90円を割った後円安に戻らないと警戒感が後退しないような感じです。明日も為替の動きを睨んで先物主導の動きとなりそうです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Tuesday, September 15, 2009

<20090915>日経平均の今後の見通し

[市況]
14日のNY DowとNASDAQが上昇したことを受けて、15日の日経平均先物は、前日比50円高で寄り付き、前場に80円高まで上昇しましたが、その後下落に転じ40円安まで売られました。後場は小動きとなり、最終的に前日比10円高で終わりました。日経平均は15円高で引け、出来高は15.6億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は20万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、”売り”が有利な状態です。

14日の米国市場は、中国製タイヤへの上乗せ関税の実施を発表に対抗して、中国も米国の鶏肉製品などについて不当廉売調査手続き開始と発表したことが悪材料となり売りが先行しましたが、前週末に業績見通しを上方修正した貨物大手のフェデックスが上昇したことなどで、次第に買い優勢になりました。
15日の日本市場では、Nasdaqが年初来高値を更新したことや、円高一服も好感され、朝方は買いが優勢でしたが、円高警戒感も根強く、次第に売りが優勢となりました。ただ、前日安値10170円を前に押し目買いが入り、後場は方向感に乏しい展開となりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、25日線、9日線の下に在ります。短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+13.8%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+13.5%となり、プラス幅は変化ありません。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドも青信号が点灯しています。
日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、9.9ポイント割安にある状態となり、日米市場のテクニカル面の割安幅は拡大しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、9月に改定されたOECDの2009年の予想実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタルには、日本市場が3.7ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、住宅関連指数はさらに底打ち感が顕著になってきました。4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。8月の雇用統計も改善しました。一方、消費関連経済指標は相変わらず景気の弱さを示しており、米国の設備投資の伸びなやみも足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面低金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。9月に入り、大手金融機関の不良債権問題も蒸し返しの兆しが少し見えてきました。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は11日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.52ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは40.4となりました。PBRは1.30となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、円安ぎみ推移にも関わらず、NY Dowの上昇率ほどは上げませんでした。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.4%(150円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が拡大しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-210円~-+160円の間で推移しています。日経平均は、今日もNY Dowの動きに対して、下振する動きとなりました。
米市場の短期トレンドは青信号ですが、日本市場は赤信号となっています。今日も、円高警戒感が残る展開でした。一方、ドル・ベースの日経平均はまだ移動平均の上にあり、強い動きが続いています。引き続き、円高警戒感が日本市場を割安にしていると考えられます。今夜の米国市場では8月の小売売上高や 9月のNY連銀製造業景気指数などが注目されそうです。一旦90円を割らないと警戒感が後退しないような感じです。明日も米国市場より為替の動きが注目されそうです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Monday, September 14, 2009

<20090914>日経平均の今後の見通し

[市況]
11日のNY DowとNASDAQが下落したことを受けて、14日の日経平均先物は、前日比60円安で寄り付きました。前場は軟調な展開となり一時280円安まで売られる場面がありました。後場は安値圏で小動きとなり、最終的に前日比220円安で終わりました。日経平均は242円安で引け、出来高は17.9億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は920万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス転換しました。個別銘柄に関しては、”売り”が有利な状態です。

11日の米国市場は、貨物大手フェデックスが利益見通しを上方修正するなど、好材料もあり、午前中は高くなる場面もありましたが、高値警戒感が出ていた金融株を中心に売りが出たことや、原油が大幅安となったことで石油株が下落したことが株価指数を押し下げました。ただ引けにかけて、底堅く推移しました。
14日の日本市場では、前週末の米市場の下落に加え、円高進行が嫌気され、売り優勢の展開となりました。後場は円が90円半ばで、落ち着いていた為に、安値圏で膠着感のある展開でした。

[テクニカル視点]
日経平均は、25日線、9日線を下回りました。短期トレンドは青信号から赤信号に変わりました。一方、日経平均の総合乖離率は+13.4%となり、プラス幅が縮小しました。200日線との乖離率は+13.5%となり、プラス幅は縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドも青信号が点灯しています。
日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、9.4ポイント割安にある状態となり、日米市場のテクニカル面の割安幅は拡大しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、9月に改定されたOECDの2009年の予想実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタルには、日本市場が3.8ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、住宅関連指数はさらに底打ち感が顕著になってきました。4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。8月の雇用統計も改善しました。一方、消費関連経済指標は相変わらず景気の弱さを示しており、米国の設備投資の伸びなやみも足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面低金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。9月に入り、大手金融機関の不良債権問題も蒸し返しの兆しが少し見えてきました。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は11日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.61ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは40.2となりました。PBRは1.29となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、円高が影響し、NY Dowの下落率以上に下落しました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.9%(90円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス転換しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-150円~-+160円の間で推移しています。日経平均は、今日もNY Dowの動きに対して、下振する動きとなりました。
米市場の短期トレンドは青信号ですが、日本市場は赤信号となりました。今日も、改めて円高を嫌気して下げました。一方、ドル・ベースの日経平均はまだ移動平均の上にあり、強い動きが続いています。引き続き、円高が日本市場を割安にしていると考えられます。今夜の米国市場では重要経済指標の発表がありませんので、商品市場や個別企業材料などが中心となりそうです。まだ円高方向へ動くリスクがありそうです。明日も米国市場より為替の動きが注目されそうです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Sunday, September 13, 2009

<20090913>今週の日経平均の見通しと投資スタンス

[ファンダメンタルの現状認識]
市場では低金利と景気対策効果もあり景気回復期待が高まっていますが、中長期的には、米国を中心とする消費の低迷や雇用の悪化などによる個人ローンの不良債権化と商業用不動産価格の下げによる信用収縮傾向が、今後も景気の足を引っ張る原因となる可能性が大と思われます。
そのような環境の中、先週の米国市場は企業業績の改善や商品市場の活況で上昇しました。今週は、為替の動きや米国の8月小売売上高、 9月のNY連銀製造業景気指数などが注目されそうです。
2009年の実質GDP伸率考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差はOECDのGDP予想値が改訂され日本市場が3.8ポイント割高となっています。先週と比べ変化はありません。日本市場は米国市場に比べGDPの減少率と企業利益の減少率が著しい点が原因です。日経平均のPERは41.5で、S&P500のPERの17.5と比べると、企業のファンダメンタルに大きな差が有ります。長期金利差でこれを埋める形ですが、それでも大幅な割高感があります。

[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2009年GDP予測値(現在-0.1%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①先週の米国市場は年初来高値を更新して上昇しました。
②3月決算発表が終わり、日経225採用銘柄の今期予想増益率は前期が赤字の為、計算不能となりましたが、世界景気の下ぶれにより今期ROE予想値は3.3%となっています。
③長期金利は低下ぎみで、日米の金利差は2.0~2.1%で推移し、為替は93--90円台のレンジ内の動きでした。今週は、92-89円台が想定されます。
④今年9月に、OECDによる日米の2009年の実質GDP伸び率予測値が修正され日本が-5.6%となり、米国は-2.8%と予想されていますので、この面では日本市場にとって2.8ポイント分の割高となる弱気材料です。
⑤9月1週の外人は売り越しでした。9月2週は若干買い越しだった可能性は高く、今週も買い越しが予想されます。
5つのポイントのうち先週は①が強気材料で③が弱気材料でした。今週も①③がキーポイントと思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、6.6ポイント割安となり、先週比0.4ポイント拡大しました。
一目均衡表では、雲の上に在り、200日移動平均線乖離率は+16.3%となり先週と比較してプラス幅は2.2ポイント拡大し、総合乖離率は+20.9%となりプラス幅が拡大しました。3つがプラスですので中期上昇トレンドは、"青信号"が点灯しています。日経平均は25日線、9日線の上に在りますので、短期的にも"青信号"です。
米国市場ではNY Dowは200日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表の雲の上に在ります。Nasdaqは一目均衡表の雲と200日線、25日線、9日線の上に在ります。短期的には"青信号"で中期的にも"青信号"が点灯しています。

[今週の見通し]
先週は、米国市場の上昇に連動して、日本市場も上げましたが、円高の影響で上昇は限定的でした。今週の米国市場は、米金融機関の財務不安が蒸し返されなければ、高値圏での揉み合いが想定されます。一方、円は節目の91円台を抜けて90円台に入ってきましたので、90円割れも想定しておく必要がありそうです。そうなれば、今週の日本市場は米国市場より下振れする動きとなりそうです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Friday, September 11, 2009

<20090911>日経平均の今後の見通し

[市況]
10日のNY DowとNASDAQは上昇しましたが、11日の日経平均先物は、前日比40円安で寄り付きました。前場に20円高まで買われる場面がありましたが、後場に110円安まで売られ、最終的に前日比70円安で終わりました。日経平均は69円安で引け、出来高はSQ日で27.9億株に増加しました。寄り付き前の外国人は60万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、”買い”が有利な状態です。

10日の米国市場は、P&Gが10-12月期の売上高が3四半期ぶりに増加に転じるとの見通しを示したことが好感されたことや、IAEが09年と10年の世界の石油需要見通しを引き上げ、原油が上昇したことでエネルギー株も買われ、株価指数が上昇しました。
11日の日本市場では、米市場高が好感された半面、円高が重しになりました。朝方は9月限SQ値算出に伴う動きでしたが、SQ推定値10541円近辺での上値の重さが意識されました。後場に入って一段と円高が進行したことが嫌気されました。一方、25日移動平均線での底堅さから、引けにかけては下げ渋ぶりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、25日線、9日線の上に在ります。短期トレンドは青信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+20.9%となり、プラス幅が縮小しました。200日線との乖離率は+16.3%となり、プラス幅は縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドは青信号が点灯しています。
日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、7.0ポイント割安にある状態となり、日米市場のテクニカル面の割安幅は拡大しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、9月に改定されたOECDの2009年の予想実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタルには、日本市場が3.9ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、住宅関連指数はさらに底打ち感が顕著になってきました。4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。8月の雇用統計も改善しました。一方、消費関連経済指標は相変わらず景気の弱さを示しており、米国の設備投資の伸びなやみが足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面低金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。9月に入り、大手金融機関の不良債権問題も蒸し返しの兆しが少し見えてきました。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は10日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.75ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは41.2となりました。PBRは1.33となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、円高が影響し、NY Dowの上昇のも関わらず下落しました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+0.4%(40円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-110円~-+160円の間で推移しています。日経平均は、NY Dowの動きに対して、下振する動きとなりました。
日・米市場とも短期トレンドは青信号です。今日は想定どおり、SQを通過したことで、改めて円高を嫌気して下げました。円高により、ドル・ベースの日経平均は強い動きが続いています。円高が日本市場を割安にしていると考えられます。今夜の米国市場では9月のミシガン大学消費者信頼感指数が注目されそうです。来週の週初も米国市場の動きより為替の動きが注目されそうです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Thursday, September 10, 2009

<20090910>日経平均の今後の見通し

[市況]
9日のNY DowとNASDAQが上昇したことを受けて、10日の日経平均先物は、前日比40円高で寄り付きました。その後も終日堅調な動きが続き、最終的に前日比170円高で終わりました。日経平均は201円高で引け、出来高は19.9億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は40万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス転換しました。個別銘柄に関しては、”買い”が有利な状態です。

9日の米国市場は、アナリストが目標株価を引き上げたGEや3Mなどが買われ、株価指数を押し上げました。ただ、利益確定売りも断続的に出て安く推移する場面もありました。ベージュブックの発表は個人消費についての認識が慎重だと市場の一部で受け止められ、売りに回る向きもあったようです。
10日の日本市場では、7月機械受注が市場予想を上回る悪化にも関わらず、米国市場高から、買い優勢で始まりました。このところ軟調な推移が目立っていた銀行株の反発を受けて25日移動平均線を突破し、その後もメジャーSQ算出を控えてオプションの権利行使価格10500円を意識した先物買いに押し上げられて終了しました。

[テクニカル視点]
日経平均は、25日線、9日線を上回りました。短期トレンドは赤信号から青信号に変わりました。一方、日経平均の総合乖離率は+23.4%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+17.3%となり、プラス幅は拡大しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドは青信号が点灯しています。
日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、3.8ポイント割安にある状態となり、日米市場のテクニカル面の割安幅は縮小しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、9月に改定されたOECDの2009年の予想実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタルには、日本市場が3.8ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、住宅関連指数はさらに底打ち感が顕著になってきました。4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。8月の雇用統計も改善しました。一方、消費関連経済指標は相変わらず景気の弱さを示しており、米国の設備投資の伸びなやみが足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面低金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。9月に入り、大手金融機関の不良債権問題も蒸し返しの兆しが少し見えてきました。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は9日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.66ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは41.4となりました。PBRは1.33となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの上昇率以上に上昇しました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.4%(140円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス転換しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-110円~-+160円の間で推移しています。日経平均は、NY Dowの動きに対して、上振する動きとなりました。
日・米市場とも短期トレンドは青信号となりました。今日もSQを明日に控えた特別な動きとなり円高ぎみの動きは影響しませんでした。その結果、米市場に連動する動きに戻りつつあります。ドル・ベースの日経平均は強い動きが続いていますので、円高警戒感が日本市場を割安にしていると考えられます。明日はSQを通過しますので、為替や中国市場の動きにもよりますが、反動安も想定していた方がよさそうです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Tuesday, September 08, 2009

<20090909>日経平均の今後の見通し

[市況]
8日のNY DowとNASDAQは上昇しましたが、9日の日経平均先物は、前日比60円安で寄り付きました。前場に20円安まで戻す場面がありましが、後場に一時170円安まで売られる場面がありました。その後は徐々に値をもどし、最終的に前日比70円安で終わりました。日経平均は81円安で引け、出来高は20.1億株と低水準ながら増加しました。寄り付き前の外国人は430万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、”売り”が有利な状態です。

8日の米国市場は、休場中のアジアや欧州市場が上昇した流れで買いが優勢でした。金先物が一時1000ドルを超えたことや、原油など商品価格の上昇で業績が改善するとの見方から、素材・エネルギー株が上昇し相場をけん引しました。
9日の日本市場では、円高を嫌気した売りが輸出関連株を中心に優勢となりました。商品先物高を反映して資源関連株が買われましたが、素材株にはコスト増を警戒した売りが優勢となりました。後場に一段と売られる場面がありましたが、引けにかけて下げ渋りました。

[テクニカル視点]
日経平均は、25日線の下に在り、9日線を下回りました。短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました。一方、日経平均の総合乖離率は+17.5%となり、プラス幅が縮小しました。200日線との乖離率は+15.1%となり、プラス幅は縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、25日線、一目均衡表の雲の上に在り、9日線を下回りました。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドは青信号が点灯しています。
日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、5.9ポイント割安にある状態となり、日米市場のテクニカル面の割安幅は拡大しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、9月に改定されたOECDの2009年の予想実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタルには、日本市場が3.8ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、住宅関連指数はさらに底打ち感が顕著になってきました。4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。8月の雇用統計も改善しました。一方、消費関連経済指標は相変わらず景気の弱さを示しており、米国の設備投資の伸びなやみが足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面低金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。9月に入り、大手金融機関の不良債権問題も蒸し返しの兆しが少し見えてきました。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は8日、下落いました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.68ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは40.1となりました。PBRは1.31となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowが上昇したにも関わらず下落しました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.1%(10円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス転換しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-110円~-+200円の間で推移しています。日経平均は、NY Dowの動きに対して、下振する動きとなりました。
米市場の短期トレンドは青信号ですが、日本市場は赤信号となりました。民主党政権が決まってからの円高ぎみの動きが日本市場の足かせとなっているようでが、今日の動きはSQを控えた先物の攻防によるところが大きそうです。SQ明けまでには米市場に連動する動きに戻ると思われます。ただ、ドル・ベースでは米国市場に、ほぼ均衡している状態であり、強い動きが続いています。円高警戒感が日本市場を割安にしていると考えられます。明日もSQへ向けた先物の動きに左右されそうです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

<20090908>日経平均の今後の見通し

[市況]
7日のNY DowとNASDAQは休場でした。8日の日経平均先物は、前日比50円高で寄り付きましたが、前場に10円安まで売られる場面がありました。その後は徐々に値をもどし、最終的に前日比100円高で終わりました。日経平均は72円高で引け、出来高は18.6億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は880万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、”売り”が有利な状態です。

7日の米国市場は、レーバーデーで休場でした。
8日の日本市場では、米国市場の休場で手掛かり材料に乏しく、模様眺めムードが強い中、上海市場の動きに左右される展開でしたが、上海市場が堅調な推移へ転じると、日経平均も大引けにかけて上値を試す展開となりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、25日線の下に在りますが、9日線を上回りました。短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。一方、日経平均の総合乖離率は+20.2%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+16.2%となり、プラス幅は拡大しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、25日線、一目均衡表の雲の上に在り、9日線を上回りました。
NY Dowは200日線、75日線、25日線の上に在りますが、9日線の下に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは黄信号が点灯しています。中期トレンドは青信号が点灯しています。
日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、4.1ポイント割安にある状態となり、日米市場のテクニカル面の割安幅は縮小しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、9月に改定されたOECDの2009年の予想実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタルには、日本市場が3.8ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、住宅関連指数はさらに底打ち感が顕著になってきました。4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。8月の雇用統計も改善しました。一方、消費関連経済指標は相変わらず景気の弱さを示しており、米国の設備投資の伸びなやみが足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面低金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。9月に入り、大手金融機関の不良債権問題も蒸し返しの兆しが少し見えてきました。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は7日、休場でした。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.84ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは40.9となりました。PBRは1.32となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowがお休みでしたが上昇しました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.2%(120円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス転換しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-90円~-+200円の間で推移しています。日経平均は、NY Dowの動きに対して、上振する動きとなりました。
日・米市場の短期トレンドは黄信号となりました。今日は米市場が休みで材料難の中、上海市場が確りしていたことで上昇しました。改めて、日本市場は外部市場次第との感じがします。今日の上昇は意図的な上昇ともとれる動きでしたので、SQ後に反動も考えられます。ただ、日米とも当面重要経済指標の発表がありませんので、SQまでは堅調な動きが想定されます。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Monday, September 07, 2009

<20090907>日経平均の今後の見通し

[市況]
4日のNY DowとNASDAQが上昇したことを受けて、7日の日経平均先物は、前日比120円高
で寄り付きましたが、前場に80円高まで上げ幅を縮める場面がありました。その後は終日もみ合いとなり、最終的に前日比120円高で終わりました。日経平均は133円高で引け、出来高は15.2億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は80万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、”売り”が有利な状態です。

4日の米国市場では、8月の雇用統計で失業率が9.7%と市場予想の9.5%を上回りましたが、雇用者数は前月比21.6万人減と、減少幅が市場予想の23万人減を下回りました。事前に悪化を予想していた参加者による買い戻しが相場を押し上げました。ただ、G20財務相・中央銀行総裁会議中であることや3連休を控えた週末で様子見気分が強かったようです。
7日の日本市場では、米国市場が上昇したことを受けて取引開始から買いが優勢となりました。7日の米国株市場がレイバーデーの休場であるほか、民主党政権の組閣人事を控え様子見ムードも強く膠着感の強い相場でした。

[テクニカル視点]
日経平均は、25日線、9日線の下に在ります。短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+18.3%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+15.5%となり、プラス幅は拡大しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在り、9日線の下に在りますが、25日線を上回りました。
NY Dowは200日線、75日線の上に在り、9日線の下に在りますが、25日線を上回りました。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線の上に在り、9日線、25日を上回りました。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。中期トレンドは青信号が点灯しています。
日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、4.8ポイント割安にある状態となり、日米市場のテクニカル面の割安幅は拡大しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、改定されたOECDの2009年の予想実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタルには、日本市場が3.8ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、住宅関連指数はさらに底打ち感が顕著になってきました。4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。8月の雇用統計も改善しました。一方、消費関連経済指標は相変わらず景気の弱さを示しており、米国の設備投資の伸びなやみが足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面低金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。9月に入り、大手金融機関の不良債権問題も蒸し返しの兆しが少し見えてきました。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は4日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.84ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは40.0となりました。PBRは1.32となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、円安を考慮すると、NY Dowの上昇ほどは上げませんでした。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.5%(50円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス転換しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-90円~-+200円の間で推移しています。日経平均は、NY Dowの動きに対して、下振する動きとなっています。
米市場の短期トレンドは黄信号となりましたが、日本市場はまだ赤信号です。今日は上海市場が確りしていたことを考えると、日本市場の弱さが目立ちます。今夜は米国市場が休場ですので、為替に変化がなければ、明日も10330円が上値の限界と見ておいた方が無難でしょう。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Sunday, September 06, 2009

<20090906>今週の日経平均の見通しと投資スタンス

[ファンダメンタルの現状認識]
市場では景気対策効果もあり景気回復期待が高まっていますが、中長期的には、世界的な雇用の悪化などによる個人ローンの不良債権化と商業用不動産価格の下げによる信用収縮傾向が、今後も景気の足を引っ張る原因となる可能性が大と思われます。
そのような環境の中、先週の米国市場は前半に金融機関の財務不安が蒸し返されて大きく下落しましたが、週末に8月雇用統計が予想に反して改善し上昇しました。今週は、中国の8月鉱工業生産や、9月の米消費者信頼感指数が注目されそうです。
2009年の実質GDP伸率考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差はOECDのGDP予想値が改訂され日本市場が3.8ポイント割高に変化しました。先週と比べ割高度は3.6ポイント拡大しました。日本市場は米国市場に比べ企業利益の減少率が著しく、日経平均のPERは39.5となっています。S&P500のPERの17.2と比べると、企業のファンダメンタルに大きな差が有ります。長期金利差でこれを埋める形ですが、それでも大幅な割高感があります。

[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2009年GDP予測値(現在-0.1%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①先週の米国市場は大きくさげましたが、週末に25日線を回復しました。
②3月決算発表が終わり、日経225採用銘柄の今期予想増益率は前期が赤字の為、計算不能となりましたが、世界景気の下ぶれにより今期ROE予想値は3.3%となっています。
③長期金利は低下ぎみで、日米の金利差は2.0~2.1%で推移し、為替は93--91円台のレンジ内の動きでした。今週は、93-90円台が想定されます。
④今年9月に、OECDによる日米の2009年の実質GDP伸び率予測値が修正され日本が-5.6%となり、米国は-2.8%と予想されていますので、この面では日本市場にとって2.8ポイント分の弱気材料です。
⑤8月4週の外人は買い越しでした。9月1週は売り越しだった可能性は高く、今週も売り越しが予想されます。
5つのポイントのうち先週は①③が弱気材料でした。今週も①③⑤がキーポイントと思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、6.2ポイント割安となり、先週比2.8ポイント拡大しました。
一目均衡表では、雲の上に在り、200日移動平均線乖離率は+14.1%となり先週と比較してプラス幅は4.3ポイント縮小し、総合乖離率は+14.4%となりプラス幅が縮小しました。3つがプラスですので中期上昇トレンドは、"青信号"が点灯しています。日経平均は25日線、9日線の下に在りますので、短期的にも"赤信号"です。
米国市場ではNY Dowは200日線、25日線の上に在りますが、9日線の下にあります。一目均衡表の雲の上に在ります。Nasdaqは一目均衡表の雲と200日線、25日線、9日線の上に在ります。短期的には"黄信号"で中期的には"青信号"が点灯しています。

[今週の見通し]
先週は、民主党が圧勝して政局安定期待で一旦は買われましたが、一瞬でした。結局、米国市場の下落に連動して、日本市場も下げました。今週は、週初は小高く推移することが予想されますが、その後は、上海市場の下落や、米金融機関の財務不安が蒸し返されるリスクで一段下げも想定しておく必要がありそうです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Friday, September 04, 2009

<20090904>日経平均の今後の見通し

[市況]
3日のNY DowとNASDAQが上昇したことを受けて、4日の日経平均先物は、前日比50円高
で寄り付きましたが、その後は終日軟調な展開で、後場寄付直後に60円安まで売られる場面がありました。後場は安値圏での一進一退の動きとなり、最終的に前日比10円安で終わりました。日経平均は27円安で引け、出来高は19.2億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は930万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が拡大しました。個別銘柄に関しては、”売り”が有利な状態です。

3日の米国市場では、下落が続いた後で自律反発しやすい地合いの中、8月の既存店売上高が予想したほど減らなかったことから、買い安心感が広がりました。ただ、週間の新規失業保険申請件数が市場予想よりやや多く、市場の上値を抑えました。8月の米雇用統計の発表を4日に控えており、積極的には買われませんでした。
4日の日本市場では、朝方は米市場高や円高一服を好感する買いが優勢となったものの、米8月雇用統計の発表内容に対する警戒感が上値を抑えました。後場に入ると下げ幅を広げ、8月21日の安値10142円へ接近する場面もありました。

[テクニカル視点]
日経平均は、25日線、9日線の下に在ります。短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+14.4%となり、プラス幅が縮小しました。200日線との乖離率は+14.1%となり、プラス幅は縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線の下に在り、25日線を下回りました。
NY Dowは200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線の下に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線の下に在ります。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは赤信号が点灯しています。中期トレンドは青信号が点灯しています。
日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、3.3ポイント割安にある状態となり、日米市場のテクニカル面の割安幅は拡大しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタルには、日本市場が0.3ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、住宅関連指数はさらに底打ち感が顕著になってきました。4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。一方、7月の雇用統計は改善しましたが、8月は改善度が小さいようです。消費関連経済指標は相変わらず景気の弱さを示しており、米国の設備投資の伸びなやみや中国当局の景気引き締め政策が足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面低金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。9月に入り、大手金融機関の不良債権問題も蒸し返しの兆しが少し見えてきました。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は3日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.77ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは39.7となりました。PBRは1.31となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの上昇にも関わらず下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+0.1%(10円の割安高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅を縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-50円~-+360円の間で推移しています。今日の日経平均は、NY Dowの動きに対して、下振する動きとなりました。
日・米市場の短期トレンドは赤信号が続いています。米国市場は悪材料に敏感になりつつあるようです。今夜の米国市場では8月の雇用統計発表がありますが、今日の日本市場は発表内容が予想より悪化すると先読みした動きとも捉えることができます。引き続き、日経平均先物が10130円の節目を下回るか否かを注視したいと思います。下回れば、一段下げも考えなければならないようです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Thursday, September 03, 2009

<20090903>日経平均の今後の見通し

[市況]
2日のNY DowとNASDAQが下落したことを受けて、3日の日経平均先物は、前日比60円安で寄り付き、前場に120円安まで売られましたが、後場寄付直後に10円安まで戻す場面もありました。その後は再び軟調に推移し、最終的に前日比110円安で終わりました。日経平均は65円安で引け、出来高は17.5億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は210万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が拡大しました。個別銘柄に関しては、”売り”が有利な状態です。

2日の米国市場では、アナリストが投資判断を引き下げたAIGが大幅安となったことがきっかけとなり、金融機関の財務不安が蒸し返されて金融株に売りが集まりました。午前に発表された8月のISM製造業景況感指数は50.0を2008年1月以来初めて上回ったことで発表直後は好感して買われる場面がありましたが、買い一巡後は見切り売りが広がりました。
3日の日本市場では、米市場安や円が一時91円台まで円高となり、輸出企業中心に売りが優勢となりました。後場寄付きに上海株の上昇から、日経平均も持ち直す場面もありましたが、長くは続かず、利益確定売りが優勢でした。

[テクニカル視点]
日経平均は、25日線、9日線の下に在ります。短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+15.4%となり、プラス幅が縮小しました。200日線との乖離率は+14.5%となり、プラス幅は縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、25日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線の下に在ります。
NY Dowは200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線の下に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線の下に在ります。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは赤信号が点灯しています。中期トレンドは青信号が点灯しています。
日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、3.1ポイント割安にある状態となり、日米市場のテクニカル面の割安幅は拡大しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタルには、日本市場が0.3ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」、「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、住宅関連指数はさらに底打ち感が顕著になってきました。4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。一方、7月の雇用統計は改善しましたが、8月は改善度が小さいようです。消費関連経済指標は相変わらず景気の弱さを示しており、米国の設備投資の伸びなやみや中国当局の景気引き締め政策が足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面低金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。9月に入り、大手金融機関の不良債権問題も蒸し返しの兆しが少し見えてきました。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は2日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.56ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは39.7となりました。PBRは1.31となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの下落に連動して下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.1%(100円の割安高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅を拡大しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-90円~-+360円の間で推移しています。ここ数日の日経平均は、NY Dowと、ほぼ連動する動きとなっています。
日・米市場の短期トレンドは赤信号となりました。米国市場は悪材料に敏感になりつつあるようです。上海市場は堅調でしたが、日本市場にはあまり影響しませんでした。大幅下落した時だけ影響するようです。今夜の米国市場では8月のISM非製造業景況指数の発表がありますが、明日の雇用統計発表を控えていますので、影響は限定的と思われます。3日の米国市場は、揉み合いとなりそうです。引き続き、日経平均先物が10130円の節目を下回るか否かを注視したいと思います。下回れば、一段下げも考えなければならないようです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Wednesday, September 02, 2009

<20090902>日経平均の今後の見通し

[市況]
1日のNY DowとNASDAQが下落したことを受けて、2日の日経平均先物は、前日比220円安で寄り付き、前場に290円安まで売られましたが、後場は徐々に戻り歩調となり、最終的に前日比190円安で終わりました。日経平均は249円安で引け、出来高は19.4億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は120万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス転換しました。個別銘柄に関しては、”売り”が有利な状態です。

1日の米国市場では、アナリストが投資判断を引き下げたAIGが大幅安となったことがきっかけとなり、金融機関の財務不安が蒸し返されて金融株に売りが集まりました。午前に発表された8月のISM製造業景況感指数は50.0を2008年1月以来初めて上回ったことで発表直後は好感して買われる場面がありましたが、買い一巡後は見切り売りが広がりました。
2日の日本市場では、米市場の大幅下落を嫌気し主力株を中心にほぼ全面安となりました。円が92円台半ばまで上昇したことで特に輸出関連株に影響がでたようです。

[テクニカル視点]
日経平均は、25日線、9日線を下回りました。短期トレンドは青信号から赤信号に変わりました。一方、日経平均の総合乖離率は+17.7%となり、プラス幅が縮小しました。200日線との乖離率は+15.3%となり、プラス幅は縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)では200日線、75日線、25日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線を下回りました。
NY Dowは200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線を下回りました。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線を下回りました。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました。中期トレンドは青信号が点灯しています。
日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、2.5ポイント割安にある状態となり、日米市場のテクニカル面の割安幅は拡大しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタルには、日本市場が0.2ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、住宅関連指数はさらに底打ち感が顕著になってきました。4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。7月の雇用統計も改善しました。しかし、消費関連経済指標は相変わらず景気の弱さを示しており、米国の設備投資の伸びなやみや中国当局の景気引き締め政策が足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面低金利政策維持の方向です。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。9月に入り、大手金融機関の不良債権問題も蒸し返しの兆しが少し見えてきました。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は1日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在4.54ドル)61.8%戻しを達成後下落しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは39.7となりました。PBRは1.32となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの下落に連動して下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.2%(120円の割安高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅を拡大しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-100円~-+360円の間で推移しています。日経平均は、NY Dowより、上振れする動きとなっています。
日・米市場の短期トレンドは赤信号となりました。米国市場は悪材料に敏感になりつつあるようです。今夜の米国市場では8月のADP雇用統計やFOMC議事録の発表内容が注目されそうですが、ポジティブ・サプライズがなければ軟調な展開となりそうです。日経平均先物が10130円の節目を下回るようであれば、一段下げも考えなければならないようです。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。

Tuesday, September 01, 2009

<20090901>日経平均の今後の見通し

[市況]
31日のNY DowとNASDAQは下落しましたが、1日の日経平均先物は、前日比10円高で寄り付き、前場開始直後に20円安間で売られましたが、後場初めにかけて110円高間で上昇しました。その後はもみ合いとなり、最終的に前日比50円高で終わりました。日経平均は37円高で引け、出来高は16.5億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は110万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

31日の米国市場では、上海市場の6.7%の大幅な下げや、アジア・欧州株市場の下げを嫌気し、利益確定や持ち高調整の売りが出て下落しました。8月のシカゴ購買部協会景気指数は50と市場予想の48を上回り、3カ月連続で上昇したものの、市場の反応は限定的でした。
1日の日本市場では、米国市場安にも拘らず、中国のPMIが3ヶ月連続で改善したことで、前日に急落した上海市場が持ち直したという外部要因に支えられて、日経平均も小幅に上昇しました。

[テクニカル視点]
日経平均は、25日線、9日線の上に在ります。短期トレンドは青信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+25.7%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+18.2%となり、プラス幅は拡大しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。ドル・ベースの日経平均(海外投資家からの見た目)でも200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線の上に在りますが、9日線を下回りました。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。中期トレンドも青信号が点灯しています。
日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、2.2ポイント割安にある状態となり、日米市場のテクニカル面の割安幅は縮小しました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、ファンダメンタルには、日本市場が0.2ポイント割高となっています。
市場は現在、「米国・中国の実体経済の見通し」「欧米の金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調で、住宅関連指数はさらに底打ち感が顕著になってきました。4-6月期の米GDPや8月の景気指数も大幅に改善しています。7月の雇用統計も改善しました。しかし、消費関連経済指標は相変わらず景気の弱さを示しており、米国の設備投資の伸びなやみや中国当局の景気引き締め政策が足かせとなっています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調で、FRBも当面低金利政策維持の方向ですので、ひとまず、9月中旬までは問題の再燃はなさそうです。しかし、米地銀の不良債権問題はくすぶっています。ノンバンクのCITの破綻は当面回避され、ニューヨーク連銀に対して、資本や流動性管理の改善のための計画を提出することで合意するなど、よい方向が見えてきましたが、今後も行方を見守る必要がありそうです。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。新型インフルエンザの蔓延による欧米やアジア経済の停滞懸念もあります。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は31日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在5.00ドル)6割戻しを達成しています。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは40.6となりました。PBRは1.35となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの下落のも関わらず上昇しました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.0(100円の割安高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅を拡大しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-100円~-+360円の間で推移しています。日経平均は、NY Dowより、上振れする動きとなりました。
米市場の短期トレンドは黄信号となりました。今日の日経平均は、アジア市場の上昇に支えられた格好です。今夜の米国市場では米8月ISM製造業景況指数の発表内容が注目されそうでが、揉み合いとなりそうです。明日の日本市場も上海市場の動きを横目で見ながら米国市場より下振れする動きが予想されます。


ブログランキング・アップに、ご協力をお願いします。
下のボタンをクリック!

世界の市場のリアルチャートはこちら=>世界の市場のリアルチャート

注目銘柄、日経平均チャートについてはYS総合研究所HPも参考にしてください。