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Friday, July 31, 2009

<20090731>日経平均の今後の見通し

[市況]
30日のNY DowとNASDAQが上昇したことを受けて、31日の日経平均先物は、前日比110円高で寄り付きました。前場に50円高まで上げ幅を縮める場面もありましたが、後場は堅調な展開となり、最終的に前日170円高で終わりました。日経平均は191円高で引け、出来高は23.9億株と低水準ながら増加しました。寄り付き前の外国人は600万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅が拡大しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

30日の米国市場では、モトローラやダウ・ケミカル、GEなどの個別株に4-6月決算で好材料が相次ぎ、ハイテク株、素材株などに買いが入りました。前日まで小幅ながら2日続落したことから、過熱感がやや後退したことも買い材料となったようです。
31日の日本市場では、米企業業績の底入れ観測を映して米国市場が上昇したことから、主要企業の4-6月期決算発表内容で業績の底入れを確認した銘柄への買いが膨らみ、相場全体を押し上げました。。

[テクニカル視点]
日経平均は、9日線、25日線の上に在りますので、短期トレンドは青信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+34.5%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+18.6%となり、プラス幅は拡大しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が3.3ポイント下にある状態となり、日本市場の割安幅は縮小しました。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在り、一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在り、一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドも青信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、現在は日本市場が0.4ポイント割高となっています。
市場は現在、「実体経済の見通し」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調なことや、住宅関連指数に底打ち感が出てきたことなどが好感され、株価指数は年初来高値を更新してきましたが、消費関連経済指標は景気の弱さを示しているようです。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調ですので9月中旬までは問題の再燃はなさそうです。ノンバンクのCITの破綻は当面回避されましたが、引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用を含む不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は30日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在3.14ドル)依然として安心できる株価とは言えません。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは43.3となりました。PBRは1.3となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの上昇率以上に上げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.3%(30円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-300円~-20円の間で推移しています。プレミアムのマイナス幅はだいぶ小さくなりましたが、縮小傾向が続いていますので、日経平均は、今後も、NY Dowの動きより上振れする可能性が高そうです。
日・米とも短期、中期の株価指数トレンドは青信号となっていますが、25日線との乖離率がNY Dowで6.2%、Nasdaqで6.5%となりやや過熱感があります。日経平均の25日線との乖離率も6.6%となり米国市場と同程度となり、やや過熱感が出てきました。日米市場とも悪材料に敏感となる水準となりましたので、注意が必要です。今夜の米4~6月期GDP発表が気になるところです。


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Thursday, July 30, 2009

<20090730>日経平均の今後の見通し

[市況]
29日のNY DowとNASDAQは下落しました。30日の日経平均先物は、前日比60円高で寄り付きましたが、前場は50円安まで売られる場面もありました。後場は小動きでしたが、引け際に買い戻され、最終的に前日90円高で終わりました。日経平均は51円高で引け、出来高は19.5億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は820万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

29日の米国市場では、原油の下落や中国株の大幅安、5年物国債の入札の不調などから、利益確定売りが優勢な展開となり、NY Dowは一時82ドル安まで下げました。ただ、最近発表された企業業績や経済指標の底堅さから相場の先高感は根強く、下値では買いが入り、底堅く推移しました。
30日の日本市場では、前日大引け後にホンダが2010年3月期の業績予想を上方修正するなど、一部の主要企業で収益の持ち直しを示す材料が出て、企業業績の回復期待が強まりました。円が95円台前半まで下落したことや前日に急落した上海総合指数の下げが一服したことも有り買い安心感に繋がったようです。

[テクニカル視点]
日経平均は、9日線、25日線の上に在りますので、短期トレンドは青信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+28.7%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+16.4%となり、プラス幅は拡大しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が4.6ポイント下にある状態となり、日本市場の割安幅は縮小しました。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在り、一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在り、一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドも青信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、現在は日本市場が0.3ポイント割高となっています。
市場は現在、「実体経済の見通し」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調なことや、住宅関連指数に底打ち感が出てきたことなどが好感され、株価指数は年初来高値を更新してきましたが、消費関連経済指標は景気の弱さを示しているようです。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調ですので9月中旬までは問題の再燃はなさそうです。ノンバンクのCITの破綻は当面回避されましたが、引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用を含む不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は29日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在3.22ドル)依然として安心できる株価とは言えません。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは42.7となりました。PBRは1.3となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの下落にも関わらず上昇しました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.8%(80円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-420円~-50円の間で推移しています。プレミアムのマイナス幅はだいぶ小さくなりましたが、縮小傾向が続いていますので、日経平均は、今後も、NY Dowの動きより上振れする可能性が高そうです。
日・米とも短期、中期の株価指数トレンドは青信号となっていますが、25日線との乖離率がNY Dowで5.6%、Nasdaqで6.0%となりまだ過熱感があり、一休みは続いています。米国市場は過熱感が和らぐまで、弱含みです。日経平均にも過熱感が多少出てきましたが、引き続き、米国市場よりも底堅く推移しそうです。米国市場が大崩れせず、この先も4-6月決算発表が順調であれば、目先の上値余地はまだありそうです。

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Wednesday, July 29, 2009

<20090729>日経平均の今後の見通し

[市況]
28日のNY Dowは下落しNASDAQは上昇しました。29日の日経平均先物は、前日比50円安で寄り付きましたが、前場は90円高まで買い戻される場面もありました。後場は小動きで、最終的に前日30円高で終わりました。日経平均は25円高で引け、出来高は19.5億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は1350万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮小しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

28日の米国市場では、7月の消費者信頼感指数が前月から低下し、市場予想を下回ったことや、高値警戒感から利益確定売りが先行しました。NY Dowは一時100ドル超下落する場面がありましたが、売り一巡後は下げ幅を縮小する展開となりました。5月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数は前年同月比での下落率が縮小し、前月比ベースでは上昇に転じたことが相場の下支え要因となりました。
29日の日本市場では、円高を嫌気した売りで、朝方の日経平均は1万円近辺まで下げる場面がありました。その後は4-6月決算内容で業績の底入れ期待がある銘柄を中心に買いが集まり、一時終値ベースの年初来高値を更新する場面がありました。ただ、上値追いとはならず、日経平均は小幅高で終了しました。

[テクニカル視点]
日経平均は、9日線、25日線の上に在りますので、短期トレンドは青信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+27.4%となり、プラス幅が若干拡大しました。200日線との乖離率は+15.7%となり、プラス幅は拡大しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が5.7ポイント下にある状態となり、日本市場の割安幅は拡大しました。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在り、一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在り、一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドも青信号が点灯しています。米国市場にはテクニカルに高値警戒感があります。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、現在は日本市場が0.2ポイント割高となっています。
市場は現在、「実体経済の見通し」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調なことや、住宅関連指数に底打ち感が出てきたことなどが好感され、株価指数は年初来高値を更新してきましたが、消費者信頼感指数に景気の弱さが見えます。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調ですので9月中旬までは問題の再燃はなさそうです。ノンバンクのCITの破綻は当面回避されましたが、引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用を含む不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は28日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.97ドル)依然として安心できる株価とは言えません。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは41.8となりました。PBRは1.28となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、円高とNY Dowの下落にも関わらず上昇しました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-2.3%(220円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が縮小大しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-420円~-120円の間で推移しています。プレミアムのマイナス幅はまだ大きく、日経平均は、今後も、NY Dowの動きより上振れする可能性が高そうです。
日・米とも短期、中期の株価指数トレンドは青信号となっていますが、25日線との乖離率がNY Dowで7.4%、Nasdaqで6.8%となり目先は過熱感があり、一休みしています。米国市場は過熱感が和らぐまで、弱含みですが、日経平均には過熱感はまだ有りませんので、米国市場よりも底堅く推移しそうです。米国市場が大崩れせず、4-6月決算発表が順調であれば、目先の上値余地もありそうです。


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Tuesday, July 28, 2009

<20090728>日経平均の今後の見通し

[市況]
27日のNY DowとNASDAQが小幅上昇したことを受けて、28日の日経平均先物は、前日比40円高で寄り付きました。後場にかけて40円安まで売られる場面もありましたが、引けにかけて若干戻し、最終的に前日同値で終わりました。日経平均は1円安で引け、出来高は18.2億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は70万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を縮小しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

27日の米国市場では、マイクロソフトが続落するなど高値警戒感から売りが先行しましたが、6月の新築住宅販売が前月比11%増と、市場予想を大幅に上回ったことなどが好感され、取引終了にかけて買い戻され、株価指数は小幅ながら上げに転じて終了しました。
28日の日本市場では、高値警戒感がある中で、これから本格化する4-6月決算発表を見極めたいとの心理から積極的な買いは入りづらく、利益確定の売りに押される展開となりました。しかし、米景気の不透明感が後退していることから売りの勢いも限定的で、一日を通して値動きは小幅でした。

[テクニカル視点]
日経平均は、9日線、25日線の上に在りますので、短期トレンドは青信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+27.0%となり、プラス幅が縮小しました。200日線との乖離率は+15.3%となり、プラス幅には変化がありませんでした。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が5.4ポイント下にある状態となり、日本市場の割安幅には変化ありませんでした。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在り、一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在り、一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドも青信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、現在は日本市場が0.2ポイント割高となっています。
市場は現在、「実体経済の見通し」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調なことや、住宅関連指数に底打ち感が出てきたことなどが好感され、株価指数は年初来高値を更新しています。日本市場でも4-6月決算発表が始まりましたが、今までのところはまちまちです。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計基準が緩和されたこともあり、不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調ですので9月中旬までは問題の再燃はなさそうです。ノンバンクのCITの破綻は当面回避されましたが、引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は底打ちの気配があるものの、前年からの落ち込み幅は大きく、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる商業用を含む不動産価格の下落や個人向けローンのこげつきから、金融機関の不良債権増加懸念は払しょく出来ず、個人消費や企業の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は27日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.69ドル)依然として安心できる株価とは言えません。
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは41.8となりました。PBRは1.28となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの上昇率ほどは上昇しませんでした。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-2.7%(260円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が若干拡大しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-420円~-120円の間で推移しています。プレミアムのマイナス幅はまだ大きく、日経平均は、今後も、NY Dowの動きより上振れする可能性が高そうです。
日・米とも短期、中期の株価指数トレンドは青信号となっていますが、25日線との乖離率がNY Dowで7%、Nasdaqで7%となり目先は過熱感もありましたので、一休みしています。サプライズがなければ、米国市場は過熱感が和らぐまで、揉み合いが続きそうですが、日経平均には過熱感はまだ有りませんので、米国市場よりも底堅く推移しそうです。米国市場が大崩れせず、4-6月決算発表が順調であれば、目先の上値余地もありそうです。



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Monday, July 27, 2009

<20090727>日経平均の今後の見通し

[市況]
24日のNY Dowは上昇しNASDAQは下落しましたが、27日の日経平均先物は、前日比100円高で寄り付き、後場にかけて250円高まで上げ幅を拡大する場面もありましたが、引けに掛けて売られ、最終的に前日比140円高で終わりました。日経平均は144円高で引け、出来高は20.7億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は340万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡大しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

24日の米国市場では、四半期決算で売上高が予想を下回ったマイクロソフトやアマゾン・ドット・コムの下落が嫌気され売りが先行しましたが、企業業績や景気回復期待は根強く、押し目買いが入ってNY Dowは小幅上昇して終えました。Nasdaqは小幅下落しました。
27日の日本市場では、企業収益の回復期待が根強く、幅広い銘柄に買いが入りました。9日連騰となり、約1ヶ月半ぶりに1万円の大台を回復し、取引時間中の年初来高値も更新しました。しかし、海運大手が前引け後に2010年3月期の収益予想を下方修正し、上値の重しになりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、9日線、25日線の上に在りますので、短期トレンドは青信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+27.3%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+15.3%となり、プラス幅が拡大しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が5.4ポイント下にある状態となり、日本市場の割安幅は縮小しました。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在り、一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在り、一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドも青信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、現在は日本市場が0.2ポイント割高となっています。
市場は現在、「実体経済の見通し」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調なことや、中古住宅販売件数が3ヶ月連続で増加したことが好感され、株価指数は年初来高値を更新しています。日本市場でも4-6月決算発表が始まりましたが、今までのところはまちまちです。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは時価会計でなくなったこともあり、不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調ですので9月中旬までは問題の再燃はなさそうです。ノンバンクではCITに破綻懸念との報道がありましたが、当面回避との報道が新たに出ています。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は24日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.73ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは41.8となりました。PBRは1.29となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの上昇率以上に上昇しました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-2.3%(230円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-490円~-120円の間で推移しています。プレミアムのマイナス幅はまだ大きく、日経平均は、NY Dowの動きより今後も、上振れする可能性が高そうです。
日・米とも短期、中期の株価指数トレンドは青信号となっていますが、米企業の4-6月決算発表に多少陰りも出てきました。25日線との乖離率がNY Dowで7%、Nasdaqで7%となり目先は過熱感もありますので、一休みする可能性が高そうです。日経平均は米国市場が大崩れせず、4-6月決算発表が順調であれば、もう少し上昇余地がありそうです。


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Sunday, July 26, 2009

<20090726>今週の日経平均の見通しと投資スタンス

[ファンダメンタルの現状認識]
市場では景気拡大期待が高まっていますが、中長期的には、世界的な雇用の悪化と不動産価格の下げによる信用収縮傾向は今後も続く可能性が大と思われます。
そのような環境の中、先週の米国市場は中古住宅の売り上げ3ヶ月連続増加や4-6月期決算の好調で上昇しました。今週は、新規住宅販売件数や米4-6月期GDPが注目されそうです。
2009年の実質GDP伸率考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差はOECDのGDP予想値が改訂され日本市場が0.2ポイント割高に変化しました。先週と比べ割高度は0.4ポイント縮小しました。日本市場は米国市場に比べ企業利益の減少率が著しく、日経平均のPERは41.4となりました。S&P500のPERの16.1と比べると、企業のファンダメンタルに大きな差が有ることが割高の原因ですが、長期金利の差の拡大により割高幅は縮小してきました。

[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2009年GDP予測値(現在-0.1%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①先週の米国市場は4-6月期決算発表が好調で上昇傾向です。過熱感も出てきました。
②3月決算発表が終わり、日経225採用銘柄の今期予想増益率は前期が赤字の為、計算不能となりましたが、世界景気の下ぶれにより今期ROE予想値は3.1%となっています。
③長期金利は低下拡大で、日米の金利差は2.3%に拡大し、為替は93-95円台と円安となりました。今週も、93-95円台が想定されます。
④今年6月に、OECDによる日米の2009年の実質GDP伸び率予測値が修正され日本が-0.1%となり、米国は-0.9%になりましたので、この面では米国市場にとって0.8ポイント分の弱気材料となりました。
⑤外人は7月3週は買い越しでした。7月4週も買い越しだった可能性が高く、今週も買い越し傾向が予想されます。
5つのポイントのうち先週は①③⑤が強気材料でした。今週も①③がキーポイントと思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、7.2ポイント割安となり、先週比0.8ポイント縮小方向に動きました。一目均衡表では、雲の上に在り、200日移動平均線乖離率は+13.5%となり先週と比較してプラス幅は6.8ポイント拡大し、総合乖離率は+22.8%となりプラス幅が拡大しました。3つがプラスですので中期上昇トレンドは、"青信号"が点灯しています。日経平均は25日線、9日線の上に在り、短期的には"青信号"です。
米国市場ではNY Dowは200日線、25日線、9日線の上に在り一目均衡表の雲の上に在ります。Nasdaqは一目均衡表の雲と200日線、25日線、9日線の上に在ますで、短期的には"青信号"で中期的にも"青信号"が点灯しています。

[今週の見通し]
米国市場は年初来高値を更新し強い動きですが、日経平均は年初来高値を更新とはならず、米国市場には及びません。今週の米国市場は過熱感が出てきたこともあり、高値もみ合いが予想されますが、日経平均は、出遅れ感があり、円安傾向と外人買いが続けば、10000円復帰や、高値更新に向かう動きが期待できそうです。


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Friday, July 24, 2009

<20090724>日経平均の今後の見通し

[市況]
23日のNY DowはとNASDAQが大幅上昇したことを受けて、24日の日経平均先物は、前日比160円高で寄り付きました。後場に80円高まで上げ幅を縮める場面もありましたが、引けに掛けて戻し、最終的に前日比160円高で終わりました。日経平均は151円高で引け、出来高は25.9億株と低水準ながら増加しました。寄り付き前の外国人は2880万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡大しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

23日の米国市場では、中古住宅販売件数が3ヶ月連続で増加し、市場予想も上回ったことが好感されて、株価指数は堅調な展開となりました。NY Dowが9000ドルを上回ったことでさらに勢いが増しました。
24日の日本市場では、米市場が大幅高となったうえ、円が一時95円台前半まで下落したことを好感し、輸出関連のハイテクや自動車など主力株が上昇しました。アドテストの4-6月期の受注高が1-3月期の2倍になったとのニュースが伝わり、ハイテク株全体に収益回復期待が出たことが投資家心理を強気にした面もあったようです。

[テクニカル視点]
日経平均は、9日線、25日線の上に在りますので、短期トレンドは青信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+22.8%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+13.5%となり、プラス幅が拡大しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が7.6ポイント下にある状態となり、日本市場の割安幅は拡大しました。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在り、一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在り、一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドも青信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、現在は日本市場が0.2ポイント割高となっています。
市場は現在、「実体経済の見通し」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米企業の4-6月決算は順調なことや、中古住宅販売件数が3ヶ月連続で増加したことが好感され、株価指数は年初来高値を更新しています。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調ですので当面問題の再燃はなさそうです。ノンバンクではCITに破綻懸念との報道がありましたが、当面回避との報道が新たに出ています。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は23日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.77ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは41.4となりました。PBRは1.27となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、円安に振れたにも関わらず、NY Dowの上昇率には及びませんでした。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-3.5%(340円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が拡大しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-490円~-170円の間で推移しています。プレミアムのマイナス幅は大きく、日経平均は、NY Dowの動きより今後も、上振れする可能性が高そうです。
米企業の4-6月決算発表は今のところ順調で、日・米とも短期、中期の株価指数トレンドは青信号となっています。日経平均先物は上値抵抗ラインの9950円近辺に到達し、正念場となりました。米国市場はなかなか一服しませんが、25日線との乖離率がNY Dowで7%、Nasdaqで8%となりましたのでさすがに、一休みしてもよい水準です。


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Thursday, July 23, 2009

<20090723>日経平均の今後の見通し

[市況]
22日のNY Dowは下落しNASDAQは上昇しましたが、23日の日経平均先物は、前日比20円安で寄り付き、前場はその水準で小動きでした。後場に140円高まで買われる場面がありましたが、引け際に伸び悩み、最終的に前日比50円高で終わりました。日経平均は69円高で引け、出来高は22.6億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は820万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡大しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

22日の米国市場では、企業の好決算などを背景に、前日までの続伸でNY Dowの上昇率は9%超に達していたことから、高値警戒感などから売りが優勢となりました。一方、アナリストが目標株価を引き上げたアップルの上昇や半導体株指数が2.7%上昇するなど、景気期待からハイテク株を買う動きは続き、Nasdaqは終始堅調でした。
23日の日本市場では、米市場が方向感に乏しかった為に前場は小動きが続いたものの、後場に入りアジア株高や円安を受けて自動車やハイテクなど輸出関連株が軒並み高となりました。個人の短期資金の物色意欲も旺盛で、明電舎やGSユアサなどの環境関連の材料株の一角が急伸しました。

[テクニカル視点]
日経平均は、9日線、25日線の上に在りますので、短期トレンドは青信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+18.0%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+11.7%となり、プラス幅が拡大しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が6.0ポイント下にある状態となり、日本市場の割安幅は変化ありません。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在り、一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在り、一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドも青信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、現在は日本市場が0.5ポイント割高となっています。
市場は現在、「実体経済の見通し」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となり相場の重しとなっていましたが、米企業の4-6月決算が今のところ順調で相場は回復基調です。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調ですので当面問題の再燃はなさそうです。ノンバンクではCITに破綻懸念との報道がありましたが、当面回避との報道が新たに出ています。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は22日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.80ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは40.9となりました。PBRは1.25となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、円安に振れたことで、NY Dowが下落したにも関わらず上げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-2.7%(260円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-490円~-170円の間で推移しています。プレミアムの縮小傾向は続いていますがマイナス幅はまだ大きく、日経平均は、NY Dowの動きより上振れする可能性が高そうです。
米企業の4-6月決算発表は今のところ順調で、日・米とも短期、中期の株価指数トレンドは青信号となっています。日経平均先物は9870円の窓埋めも果たし、次の注目点は9950円近辺の上値抵抗ラインを抜けるかどうかになりました。少なくとも、あと150円程度の上昇余地が有りそうですが、米国市場が連騰に次ぐ連騰で目先の過熱感が出てきましたので、一休みが近そうです。


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Wednesday, July 22, 2009

<20090722>日経平均の今後の見通し

[市況]
21日のNY DowとNASDAQは上昇しましたが、22日の日経平均先物は、前日比20円安で寄り付き、前場に50円安まで下げる場面がありました。その後は上昇に転じ、最終的に前日比80円高で終わりました。日経平均は71円高で引け、出来高は20.9億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は340万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅を拡大しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

21日の米国市場では、短期的な過熱感から利益確定売りが優勢となる場面もありましたが、キャタピラーやメルクの決算が予想以上となるなど、市場予想を上回る企業決算の発表が相次ぎ、これを好感した買いが続きました。Nasdaqは12年ぶりの連騰記録となりました。
22日の日本市場では、連騰の反動で前場は売られる場面がありましたが、後場は円高の一服や堅調なアジア市場を支援材料に上げ幅を徐々に広げました。ただ、主要企業の4-6月期決算の発表が今週後半から始まるのを前に積極的な買いは限られたようです。

[テクニカル視点]
日経平均は、9日線、25日線の上に在りますので、短期トレンドは青信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+15.8%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+10.7%となり、プラス幅が拡大しました。一目均衡表では雲の上に出ました。3つともプラスとなりましたので、中期的トレンドは、黄信号から青信号に変わりました。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が6.0ポイント下にある状態となり、日本市場は割安幅が縮小しました。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、25日線、9日線、一目均衡表の雲の上に在ります。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在り、一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在り、一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンドは青信号が点灯しています。中期トレンドも青信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、現在は日本市場が0.5ポイント割高となっています。
市場は現在、「実体経済の見通し」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となり相場の重しとなっていましたが、米企業の4-6月決算が今のところ順調で相場は回復基調です。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、不良資産が本当に減少しているか否かは不透明です。しかし、主要金融機関の4-6月期業績は概ね順調ですので当面問題の再燃はなさそうです。ノンバンクではCITに破綻懸念との報道がありましたが、当面回避との報道が新たに出ています。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は21日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.65ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは40.7となりました。PBRは1.25となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、円高にも関わらずNY Dowの上昇に連動して上げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-3.0%(290円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-490円~-230円の間で推移しています。プレミアムの縮小傾向は続いていますがマイナス幅はまだ大きく、NY Dowの動きより上振れする可能性が高そうです。
米企業の4-6月決算発表は今のところ順調で、日・米とも短期、中期の株価指数トレンドは青信号となっています。日経平均は攻防ラインの9500円を抜き、次の注目点は9950円近辺の上値抵抗ラインを抜けるかどうかになりました。少なくとも、あと200円程度の上昇余地が有りそうですが、米国市場が連騰に次ぐ連騰で目先の過熱感が出てきましたので、一休みが近そうです。


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Tuesday, July 21, 2009

<20090721>日経平均の今後の見通し

[市況]
20日のNY DowとNASDAQが上昇したことを受けて、21日の日経平均先物は、前日比190円高で寄り付きましたが、前場に120円高まで上げ幅を縮める場面がありました。その後は小動きでしたが、引け際に買われ、最終的に前日比270円高で終わりました。日経平均は256円高で引け、出来高は20.6億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は1000万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス転換しました。個別銘柄に関しては、買い有利な状態に変わりました。

20日の米国市場では、ノンバンク大手CITグループの破綻が回避されるとの観測が広がったことや、6月の米景気先行指数の上昇、米ゴールドマン・サックスがS&P500の目標を引き上げたことなどが好感され、NY Dowは6日続伸、NASDAQは9日続伸となりました。
21日の日本市場では、米市場の上昇を好感し主力株を中心に買いが入りました。前場終盤に利益確定の売りでやや伸び悩む場面があったものの、大引けにかけ米株式市場の今後の上昇期待感から買いが入り、日経平均を押し上げました。

[テクニカル視点]
日経平均は、9日線の上に在り、25日線を上回りましたで、短期トレンドは黄信号から青信号に変化しました。一方、日経平均の総合乖離率は+13.5%となり、プラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+9.8%となり、プラス幅が拡大しました。一目均衡表では雲の中に在ります。2つがプラスですので、中期的トレンドは、黄信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が6.5ポイント下にある状態となり、日本市場は割安幅が縮小しました。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在り、9日線の上に在り、25日線を上回りました。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡では雲の上に在ります。米国市場の短期トレンド青信号が点灯しています。中期トレンドも青信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、現在は日本市場が0.3ポイント割高となっています。
市場は現在、「実体経済の見通し」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となり相場の重しとなっていましたが、米企業の4-6月決算は今のところ順調で相場は回復基調です。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。しかし、金融機関の4-6月期業績は概ね順調です。ノンバンクではCITに破綻懸念との報道がありましたが、当面回避との報道が新たに出ています。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は20日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.79ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは40.4となりました。PBRは1.2となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの上昇に連動して上げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-3.5%(340円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-460円~-80円の間で推移しています。プレミアムのマイナス幅はかなり大きくなりましたが縮小傾向ですので、NY Dowの動きより上振れする方向に変化する気配です。
米企業の4-6月決算発表は今のところ順調で、米株価指数は青信号となっていましたが、日本市場も短期トレンドが青信号となりました。日経平均は9050円を下回らずに、攻防ラインの9500円を抜きましたので、次の注目点は9950円近辺の上値抵抗ラインを抜けるかどうかに移りました。少なくとも、あと300円程度の上昇余地が有りそうです。


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Sunday, July 19, 2009

<20090719>今週の日経平均の見通しと投資スタンス

[ファンダメンタルの現状認識]
中長期的には、世界的な雇用の悪化と不動産価格の下げによる信用収縮傾向は今後も続く可能性が大と思われます。
そのような環境の中、先週の米国市場は4-6月期決算が予想よりも好調で上昇しました。今週も、4-6月期決算発表が注目されそうです。
2009年の実質GDP伸率考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差はOECDのGDP予想値が改訂され日本市場が0.6ポイント割高に変化しました。先週と比べ割高度は0.3ポイント縮小しました。日本市場は米国市場に比べ企業利益の減少率が著しく、日経平均のPERは39.3となりました。S&P500のPERの16.1と比べると、企業のファンダメンタルに大きな差が有ることが割高の原因です。

[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2009年GDP予測値(現在-0.1%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①先週の米国市場は4-6月期決算発表が予想以上となり急回復しました。今週は週初は利食い売りが出やすいと思われますが、4-6月期決算発表次第で振れそうです。
②3月決算発表が終わり、日経225採用銘柄の今期予想増益率は前期が赤字の為、計算不能となりましたが、世界景気の下ぶれにより今期ROE予想値は3.1%となっています。
③長期金利は低下拡大で、日米の金利差は2.3%に拡大し、為替は92--94円台と円安となりました。今週も、92-94円台が想定されます。
④今年6月に、OECDによる日米の2009年の実質GDP伸び率予測値が修正され日本が-0.1%となり、米国は-0.9%になりましたので、この面では米国市場にとって0.8ポイント分の弱気材料となりました。
⑤外人は7月2週は売り越しでした。7月3週は買い越しだった可能性が高く、今週も買い越し傾向が予想されます。
5つのポイントのうち先週は①③⑤が強気材料でした。今週も①③がキーポイントと思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、8.0ポイント割安となり、先週比5.6ポイント割安方向に動きました。一目均衡表では、雲の中に在り、200日移動平均線乖離率は+6.7%となり先週と比較してプラス幅は2.0ポイント拡大し、総合乖離率は+5.1%となりプラス幅が拡大しました。2つがプラスですので中期上昇トレンドは、"黄信号"が点灯しています。日経平均は25日線の下に在りますが、9日線の上に在り、短期的には"黄信号"です。
米国市場ではNY Dowは200日線、25日線、9日線の上に在り一目均衡表の雲の上に在ります。Nasdaqは一目均衡表の雲と200日線、25日線、9日線の上に在ますで、短期的には"青信号"で中期的にも"青信号"が点灯しています。

[今週の見通し]
米国市場の調整は短期間で終了しそうな勢いですが、日経平均は政治の混迷と信用買い残がまだ高水準な点が重しとなり、米国市場の戻りには及びません。今週は米国市場ではFRB議長の金融政策レポートや住宅関連指標の発表もあり、内容次第では軟調な展開も予想されます。日経平均は、基本的には、今週も上値の重い展開が予想されます。ただ、9500円を大きく抜いてくる展開があれば、10000円復帰も考えられます。


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Friday, July 17, 2009

<20090717>日経平均の今後の見通し

[市況]
16日のNY DowとNASDAQが上昇したことを受けて、17日の日経平均先物は、前日比80円高で寄り付きましたが、前場に30円高まで下げましたが、その後は小動きとなり、最終的に前日比50円高で終わりました。日経平均は51円高で引け、出来高は22.8億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は100万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、売りが有利な状態です。

16日の米国市場では、「ノンバンク大手CITグループが17日にも米連邦破産法11条の適用を申請する」とのニュースで信用市場への警戒感につながり、朝方は売りに押される場面もありましたが、JPモルガン・チェースが発表した4-6月期決算は7四半期ぶりに増益となり、1株利益も市場予想を上回ったことで、企業業績や景気の底入れ期待を背景に徐々に買いが優勢になりました。
17日の日本市場では、米主要企業の好決算発表で続伸した米市場高を好感した買いが先行したものの、3連休を控え、週明けの政局動向や来週から発表が本格化する4-6月期決算の内容を見極めようとの慎重なムードが広がり、上げ幅は限定的でした。

[テクニカル視点]
日経平均は、まだ25日線の下に在りますが、9日線を上回りましたで、短期トレンドは赤信号から黄信号に変化しました。一方、日経平均の総合乖離率は+5.1%とプラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+6.7%とプラス幅が拡大しました。一目均衡表では雲の中に在ります。2つがプラスですので、中期的トレンドは、黄信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が7.7ポイント下にある状態となり、日本市場は割安幅が拡大しました。
NY Dowは200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡表では雲の上に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、25日線、9日線の上に在ります。一目均衡では雲の上在ります。米国市場の短期トレンド青信号が点灯しています。中期トレンドも青信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、GDP伸び率が改訂され、現在は日本市場が0.7ポイント割高となっています。
市場は現在、「実体経済の見通し」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となり相場の重しとなっていましたが、4-6月決算は今のところ順調で相場は回復基調です。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。4-6月決算発表が始まりましたが、GSとJPモルガンは予想以上でした。ノンバンクではアメックスには良い材料が出たもののCITには破綻懸念の悪材料が出ています。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。一方、米長期金利は上昇し、円安方向で推移しています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は16日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在3.03ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは39.2となりました。PBRは1.2となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの上昇率ほどは上げませんでした。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-4.4%(440円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が大幅に拡大しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-460円~+320円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在り、25日線の下に在りますが、9日線を上回りました。プレミアムのマイナス幅はかなり大きくなりましたが、下限値を連日下回っていますので、NY Dowの動きより上振れする形に変化するにはもう少し時間が必要と思われます。
米企業の4-6月決算発表は今のところ順調で、米株価指数は青信号となりましたが、日本市場はやっと、黄信号となった段階です。日経平均は今日も9500円近辺の上値抵抗ラインを抜けませんでした。政局の混迷と、ここ3ヶ月の上昇で信用の買い残が相当積み上がっている点が日本市場の重しとなっているようです。出来高の低水準が続いていますので、再上昇の為にはもう少し日柄整理が必要のようです。9050円を下回らずに、9500円を抜けば先が見えそうです。


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Thursday, July 16, 2009

<20090716>日経平均の今後の見通し

[市況]
15日のNY DowとNASDAQが大幅上昇したことを受けて、16日の日経平均先物は、前日比210円高で寄り付きましたが、その後は軟調な展開となり、最終的に前日比40円高で終わりました。日経平均は74円高で引け、出来高は22.8億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は1400万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、売りが有利な状態です。

15日の米国市場では、インテルの決算発表を受けハイテク株全般に買いが入り、半導体株指数が4%超上昇しました。朝方に発表された7月のNY連銀景気指数や6月の鉱工業生産指数のマイナス幅は市場予想よりも小さかったことも好材料となり、買いにつながりました。アメックスの6月のカード延滞率が前月から低下したことで、金融株も堅調に推移しました。
16日の日本市場では、米市場の大幅高や円の下落が朝方の主力株買いにつながりました。しかし、米ノンバンクCITの破綻懸念の報道により、今夜の米市場の反動安の警戒感が出て、相場の重しとなりました。4-6月の中国GDPは好調だったものの、予想範囲内で相場の押し上げ要因にはなりませんでした。

[テクニカル視点]
日経平均は、まだ25日線、9日線の下に在りますので、短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+3.1%とプラス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+6.0%とプラス幅が拡大しました。一目均衡表では雲の中に在ります。2つがプラスですので、中期的トレンドは、黄信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が6.8ポイント下にある状態となり、日本市場は割安幅が大幅に拡大しました。
NY Dowは200日線、75日線、9日線の上に在り、25日線を上回りました。一目均衡表では雲の上に出ました。NASDAQは、200日線、75日線、9日線の上に在り、25日線のを上回りました。一目均衡の雲の上在ります。米国市場の短期トレンドは黄信号から青信号に変わりました。中期トレンドも黄信号から青信号に変わりました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、GDP伸び率が改訂され、現在は日本市場が0.8ポイント割高となっています。
市場は現在、「実体経済の見通し」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となり相場の重しとなっています。住宅関連指標や他の景気指標はこのところ悪材料に敏感です。4-6月決算はGS,J&J,インテルなど、今のところ順調なようです。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。4-6月決算発表が始まりましたが、GSは予想以上でした。ノンバンクではアメックスには良い材料が出たもののCITには破綻懸念の悪材料が出ています。引き続き、金融機関の決算での不良債権に注目する必要があります。一方、米長期金利は上昇し、円安方向で推移しています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は15日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在3.17ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは39.0となりました。PBRは1.2となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの上昇率ほどは上げませんでした。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-4.2%(400円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が大幅に拡大しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-420円~+320円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線、25日線の下に在ります。プレミアムのマイナス幅はかなり大きくなりましたので、そろそろ、NY Dowの動きより上振れする形に変化すると思われます。
米企業の4-6月決算発表は今のところ順調で、米株価指数は青信号となりましたが、日本市場は9日線も上回れず、赤信号のままです。とりわけ、日経平均は9500円近辺の上値抵抗ラインを抜けなかった点が大きかったと思います。政局の混迷や、ここ3ヶ月の上昇で信用の買い残が相当積み上がっている点が日本市場の重しとなっているようです。出来高の低水準が続いていますので、再上昇の為にはもう少し日柄整理が必要と思われます。


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Wednesday, July 15, 2009

<20090715>日経平均の今後の見通し

[市況]
14日のNY DowとNASDAQが上昇したことを受けて、15日の日経平均先物は、前日比80円高で寄り付き、前場に90円高まで上昇しましたが、その後は軟調な展開となり後場に前日終値水準まで売られる場面もありましたが、最終的に前日比40円高で終わりました。日経平均は7円高で引け、出来高は22.0億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は940万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、売りが有利な状態です。

14日の米国市場では、朝方発表の6月の米小売売上高の前月比増加率は予想を上回ったものの、ガソリンの値上げ要因などを除いた売上高の増加率は予想を下回り、相場への影響は限定的でした。一方、ゴールドマン・サックスやJ&Jが市場予想を上回る四半期決算を発表したことが、相場の支えとなりました。ただ大幅上昇した翌日とあって利益確定売りが上値を抑えたようです。
15日の日本市場では、インテルの決算が市場予想を上回ったことで、今晩の米株高への期待が広がったものの、買いは続きませんでした。景気や企業業績の先行き不透明感は相変わらず拭えないようです。日銀の金融政策決定会合では、金利の据え置きや企業金融支援の期限延長などを発表しましたが、市場への影響は限定的でした。

[テクニカル視点]
日経平均は、25日線、9日線の下に在りますので、短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+0.4%とプラス転換しました。200日線との乖離率は+5.0%とプラス幅が拡大しました。一目均衡表では雲の中に在ります。2つがプラスですので、中期的トレンドは、黄信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が3.3ポイント下にある状態となり、日本市場は割安幅が縮小しました。
NY Dowは25日線の下に在ますが75日線、9日線の上に在り、200日線を上回りました。一目均衡表では雲の中に在ります。NASDAQは、200日線、75日線、9日線の上に在りますが、25日線の下に在ります。一目均衡の雲の上に出ました。米国市場の短期トレンドは黄信号が点灯しています。中期トレンドは黄信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、GDP伸び率が改訂され、現在は日本市場が0.8ポイント割高となっています。
市場は現在、「実体経済の見通し」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となり相場の重しとなっています。住宅関連指標や他の景気指標はこのところ悪材料に敏感です。4-6月決算は今のところ順調なようです。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。4-6月決算発表が始まりましたが、GSは予想以上だったようです。引き続き、金融機関の決算での不良債権の大きさに注目する必要があります。世界的な商品・株式市場の低迷で、米国債が買われています。その為に長期金利が低下しドル安・円高傾向となっていますが、今日は米長期金利が上昇し円安ぎみに推移しました。。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は14日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.92ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは38.9となりました。PBRは1.2となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの上昇に連動して上げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-1.3%(130円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス幅が拡大しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-170円~+320円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線、25日線の下に在ります。プレミアムはマイナスとなり、ここ一週間の下限近辺ですので、NY Dowの動きより下振れする傾向が、まだ持続しそうです。
米金融機関の4-6月決算発表は今のところ順調ですが、日米共に株価指数を25日線まで戻すことはできていません。日本市場はここ3ヶ月の上昇で信用の買い残が相当積み上がっている点が重しとなっているようです。米国市場次第ですが、日本市場は出来高の低水準が続いていますので、再上昇の為にはもう少し日柄整理が必要と思われます。


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Tuesday, July 14, 2009

<20090714>日経平均の今後の見通し

[市況]
13日のNY DowはとNASDAQが大幅上昇したことを受けて、14日の日経平均先物は、前日比200円高で寄り付き、前場に130円高まで上昇幅を縮めましたが、後場初めにかけて260円高まで戻しました。その後は軟調な展開となり、最終的に前日比210円高で終わりました。日経平均は211円高で引け、出来高は22.3億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は790万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、売りが有利な状態です。

13日の米国市場では、午前中に原油が下げ幅を広げると、エネルギー株が売られ株式指数は低く推移する場面もありましたが、著名アナリストがゴールドマン・サックスの投資判断を引き上げたと伝わったことで、14日から発表が本格化する企業の四半期決算全般に対する期待が高まり、金融株中心に相場全体を押し上げました。
14日の日本市場では、米市場が大幅上昇したことで投資家心理が改善し、アジア市場が堅調だったことから日経平均は10日ぶりに自律反発しました。

[テクニカル視点]
日経平均は、25日線、9日線の下に在りますので、短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は-0.2%とマイナス幅が縮小しました。200日線との乖離率は+4.7%とプラス幅が拡大しました。一目均衡表では雲の中に在ります。1つだけがプラスですので、中期的トレンドは、黄信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が3.5ポイント下にある状態となり、日本市場は割安幅が縮小しました。
NY Dowは200日線、25日線の下に在ますが75日線、9日線を上回りました。一目均衡表では雲の中に在ります。NASDAQは、200日線、75日線の上に在りますが、25日線の下にあり、9日線を上回り、一目均衡の雲の上に出ました。米国市場の短期トレンドは赤信号から黄信号に変わりました。中期トレンドは黄信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、GDP伸び率が改訂され、現在は日本市場が0.9イント割高となっています。
市場は現在、「実体経済の見通し」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となり相場の重しとなっています。住宅関連指標や他の景気指標はこのところ悪材料に敏感です。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。4-6月決算発表が近づきましたので金融機関の決算での不良債権の大きさに注目する必要があります。世界的な商品・株式市場の低迷で、米国債が買われています。その為に長期金利が低下しドル安・円高傾向となっています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は13日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.78ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは37.8となりました。PBRは1.2となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの上昇に連動して上げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は-0.9%(90円の割安)となっており、日経平均のプレミアムはマイナス転換しました。プレミアム値は、ここ1週間は、-170円~+360円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線、25日線の下に在ります。プレミアムはマイナスとなり、ここ一週間の下限を下回りましたので、NY Dowの動きより下振れする傾向が持続しそうです。
節目の9000円に接近し、且つ、25日線との乖離率やサイコロジカルラインなどが売られ過ぎを示していましたので、反発しても良い水準でした。しかし、まだ赤信号が点灯していますので、今日の上昇は綾戻しと考えた方がよさそうです。今夜から始まる米金融機関の4-6月決算発表で方向感がより明確になるものと思われます。



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Monday, July 13, 2009

<20090713>日経平均の今後の見通し

[市況]
10日のNY Dowは下落し、NASDAQは小幅上昇したことを受けて、13日の日経平均先物は、前日比10円安で寄り付き、前場に100円高まで上げる場面もありましたが、その後は軟調な展開となり、最終的に前日比210円安で終わりました。日経平均は236円安で引け、出来高は23.6億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は450万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が拡大しました。個別銘柄に関しては、売りが有利な状態です。

10日の米国市場では、7月の消費者態度指数は前月から低下し、市場予想も下回ったことで、個人消費の回復懸念が出たことや、原油下落も続き、今週から本格化する企業の4-6月期決算の発表を控え、様子見ムードが強い相場でした。
13日の日本市場では、前週末のNY Dowが下落したことや円が一時91円台後半と上昇したことが嫌気され、売り先行で始まりました。前場に値ごろ感からの買い戻しが入り、上昇に転じる場面があったものの、アジアの株式相場が軟調だったほか、円が再び上昇したため後場は軟調な展開となり、安値引けとなりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日線、25日線、9日線の下に在りますので、短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は-7.2%とマイナス幅が拡大しました。200日線との乖離率は+2.2%とプラス幅が縮小しました。一目均衡表では雲の中に在ります。1つだけがプラスですので、中期的トレンドは、黄信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が4.9ポイント下にある状態となり、日本市場は割安幅が大幅に拡大しました。
NY Dowは200日線、75日線25日線、9日線の下に在ます。一目均衡表では雲の中に在ります。NASDAQは、200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線の下にあり、一目均衡の雲の中に入りました。米国市場の短期トレンドは赤信号が点灯しています。中期トレンドは黄信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、GDP伸び率が改訂され、現在は日本市場が0.8イント割高となっています。
市場は現在、「実体経済の見通し」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となり相場の重しとなっています。住宅関連指標や他の景気指標はこのところ悪材料に敏感です。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。4-6月決算発表が近づきましたので金融機関の決算での不良債権の大きさに注目する必要があります。世界的な商品・株式市場の低迷で、米国債が買われています。その為に長期金利が低下しドル安・円高傾向となっています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は10日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.59ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは37.8となりました。PBRは1.2となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの下落率以上に下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+0.2%(10円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、+0円~+360円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線、25日線の下に在ります。プレミアムはほぼゼロとなりましたが、ここ一週間の下限を下回りましたので、NY Dowの動きより下振れする傾向が持続しそうです。
下値目安の75日線まで下落し、且つ、25日線との乖離率やサイコロジカルラインなどが売られ過ぎを示していましたので、朝方に一旦は反発しましたが、長くは続かず、逆に大きく下げました。その結果、節目の9000円に接近しました。米金融機関の4-6月決算を控えていますので、目先は様子見気分が強いと思われますが、新規の悪材料が出ないかぎり、反発しても良い水準と思われます。




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Sunday, July 12, 2009

<20090712>今週の日経平均の見通しと投資スタンス

[ファンダメンタルの現状認識]
中長期的には、世界的な雇用の悪化と不動産価格の下げによる信用収縮傾向は今後も続く可能性が大と思われます。
そのような環境の中、先週の米国市場は雇用統計の悪化が尾を引き下落しました。今週は、金融機関を中心に4-6月期決算発表が注目されそうです。
2009年の実質GDP伸率考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差はOECDのGDP予想値が改訂され日本市場が0.9ポイント割高に変化しました。先週と比べ割高度は0.3ポイント拡大しました。3月度決算発表がほぼ終了し、日本市場は米国市場に比べ企業利益の減少率が著しく、日経平均のPERは38.9となりました。S&P500のPERの15.1と比べると、企業のファンダメンタルに大きな差が有ることが割高の原因です。

[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2009年GDP予測値(現在-0.1%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①先週の米国市場はNY Dowが75日線を下回リ、調整は長引きそうな気配です。今週も4-6月期決算発表がやまを超えるまでは様子見気分となりそうです。
②3月決算発表が終わり、日経225採用銘柄の今期予想増益率は前期が赤字の為、計算不能となりましたが、世界景気の下ぶれにより今期ROE予想値は3.1%となっています。
③長期金利は低下傾向で、日米の金利差は2.0%に縮小し、為替は95-91円台と急激な円高となりました。今週も、93-90円台と円高方向が想定されます。
④今年6月に、OECDによる日米の2009年の実質GDP伸び率予測値が修正され日本が-0.1%となり、米国は-0.9%になりましたので、この面では米国市場にとって0.8ポイント分の弱気材料となりました。
⑤外人は7月1週は買い越しでした。7月2週は売り越しだった可能性が高く、今週も売り越し傾向が予想されます。
5つのポイントのうち先週は①③が弱気材料でした。今週も①③⑤がキーポイントと思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、2.4ポイント割高となり、先週比3.5ポイント割安方向に動きました。一目均衡表では、雲の中に在り、200日移動平均線乖離率は+4.7%となり先週と比較してプラス幅は5.1ポイント縮小し、総合乖離率は+0.0%となりプラス幅が縮小しました。1つだけプラスですので中期上昇トレンドは、"黄信号"が点灯しています。日経平均は25日線、9日線の下に在り、短期的には"赤信号"です。
米国市場ではNY Dowは200日線、25日線、9日線の下に在り、一目均衡表の雲の中に在ります。Nasdaqは一目均衡表の雲と200日線の上に在ますが、25日線、9日線の下に在りますので、短期的には"赤信号"で中期的には"黄信号"が点灯しています。

[今週の見通し]
日経平均は個人投資家が投げたようで米国市場より大きく下落しました。NY Dowの調整も長引きそうです。今週から4-6月決算が始まり米金融機関の不良債権問題が再燃する可能性があります、そうなれば、さらに下振れの可能性が高まります。しかしオシレータ系のテクニカル指標に底値を示唆するものが出てきましたので、特別な悪材料がでなければ、損ね揉み合いが予想されます。



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Friday, July 10, 2009

<20090710>日経平均の今後の見通し

[市況]
9日のNY DowとNASDAQが小幅上昇したことを受けて、10日の日経平均先物は、前日比40円高で寄り付き、前場に60円高まで上げる場面もありましたが、その後は軟調な展開となり、最終的に前日比60円安で終わりました。日経平均は3円安で引け、出来高は20.6億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は170万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、売りが有利な状態ですがボトムアウト感があります。

9日の米国市場では、原油が60ドルを挟んでほぼ終日、もみ合ったため、株式市場もこれに連動して上下を繰り返しました。決算を発表したアルコアが下落してNY Dowの上値を抑えた反面、来週以降に予定されている金融機関の決算発表に対する警戒感がやや後退し、金融株は堅調でした。午後に原油相場がいったん下げ止まったことを好感し、株価指数は上げて終えました。
10日の日本市場では、米国を中心とした世界景気の先行きに対する警戒感が強く、買い手控えムードが出ました。GSユアサや明電舎など個人投資家が手掛けていた材料株への見切り売りも出て、日経平均は1年ぶりに8日続落となりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日線まで下げ、25日線、9日線の下に在りますので、短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は-0.0%とゼロとなり、200日線との乖離率は+4.7%とプラス幅が若干拡大しました。一目均衡表では雲の中に在ります。1つだけがプラスですので、中期的トレンドは、青信号から黄信号に変化しました。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が1.9ポイント下にある状態となり、日本市場は割安幅が拡大しました。
NY Dowは200日線、75日線25日線、9日線の下に在ます。一目均衡表では雲の中に在ります。NASDAQは、200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線の下にあり、一目均衡の雲の中に入りました。米国市場の短期トレンドは赤信号が点灯しています。中期トレンドは黄信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、GDP伸び率が改訂され、現在は日本市場が0.7イント割高となっています。
市場は現在、「実体経済の見通し」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となり相場の重しとなっています。住宅関連指標や他の景気指標はこのところ悪材料に敏感です。2つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。4-6月決算発表が近づきましたので金融機関の決算での不良債権の大きさに注目する必要があります。世界的な商品・株式市場の低迷で、米国債の入札は好調に推移している為に、長期金利が低下しドル安・円高傾向となっています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は9日、上昇しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.69ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは38.9となりました。PBRは1.2となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowが上昇したにも関わらず若干下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.6%(140円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、+140円~+360円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線、25日線の下に在ります。プレミアムのプラス幅がここ一週間の下限を下回りましたので、NY Dowの動きより下振れする傾向が持続しそうです。
下値目安の75日線まで下落し、且つ、25日線との乖離率やサイコロジカルラインなどが売られ過ぎを示していますので、目先反発余地が出てきました。しかし、今日のところは、都議選を控え、反発しきれませんでした。一方で、米国市場が大きく下げるようであれば、次の節目の9000円近辺までの下落も想定する必要がありそうです。



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Thursday, July 09, 2009

<20090709>日経平均の今後の見通し

[市況]
8日のNY DowとNASDAQは上昇しましたが、9日の日経平均先物は、前日比60円安で寄り付き、前場に20円安まで下げ渋る場面もありましたが、その後は軟調な展開となり、最終的に前日比100円安で終わりました。日経平均は129円安で引け、出来高は20.8億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は1190万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス幅を拡大しました。個別銘柄に関しては、売りが有利な状態です。

8日の米国市場では、引終了後に発表を予定している非鉄大手アルコアなど米企業の四半期決算を前に様子見ムードが強まりました。原油の大幅な下落で一段とリスク許容度が下がり、株価指数は軟調に推移しました。ただ国債入札は順調で金利上昇懸念が薄らいだことを背景に自律反発狙いの買いが入り、株価指数は上昇に転じて終了しました。
9日の日本市場では、急速な円高進行を受け、自動車や電機といった輸出関連株を中心に業績悪化を警戒した売りが広がりました。日経平均株価は昨年7月以来の7日続落で安値引けとなりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日線まで下げ、25日線、9日線の下に在りますので、短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は-0.1%とマイナス転換し、200日線との乖離率は+4.6%とプラス幅が縮小しました。一目均衡表では雲の中に入りました。1つだけがプラスですので、中期的トレンドは、青信号から黄信号に変化しました。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が1.5イント下にある状態となり、日本市場は割安幅が拡大しました。
NYDowは200日線、、75日線25日線、9日線の下に在ます。一目均衡表では雲の中に在ります。NASDAQは、200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線の下にあり、一目均衡の雲の中に入りました。米国市場の短期トレンドは赤信号が点灯しています。中期トレンドは黄信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、GDP伸び率が改訂され、現在は日本市場が0.8イント割高となっています。
市場は現在、「GM再生処理」「実体経済の悪化に対する景気対策」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめの問題については、GMの米連邦破産法11条の適用申請が決まりましたが、新生GMが月内に正式に発足と報道され短期間に収束の兆しが出てきました。6月の雇用統計にはあまり影響がなかったようです。2つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となり相場の重しとなっています。住宅関連指標や他の景気指標はこのところ悪材料に敏感です。3つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。4-6月決算発表が近づきましたので金融機関の決算に注目する必要があります。米国債の入札は好調で、長期金利が低下しドル安・円高傾向となっています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は8、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.62ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは39.1となりました。PBRは1.2となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、急激な円高によりNY Dowが上昇したにも関わらず下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+2.0%(190円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、+150円~+410円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線、25日線の下に在ります。プレミアムのプラス幅がここ一週間の下限に近づきましたので、NY Dowの動きより上振れする可能性があります。
25日線との乖離率やサイコロジカルラインなど売られ過ぎを示すテクニカル指標が出始め、目安の75日線まで下落しましたので、目先反発余地が出てきました。しかし、米国市場が大きく下落すれば、次の節目は9000円近辺が目安と思われます。


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Wednesday, July 08, 2009

<20090708>日経平均の今後の見通し

[市況]
7日のNYDowとNASDAQが下落したことを受けて、8日の日経平均先物は、前日比110円安
で寄り付き、前場に90円安を付けた後は終日軟調な展開となり、最終的に前日比230円安で終わりました。日経平均は227円安で引け、出来高は21.3億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は20万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、マイナス転換しました。個別銘柄に関しては、売りが有利な状態です。

7日の米国市場では、雇用悪化を背景にした米景気への懸念とリスク許容度低下から、原油の軟調な地合いが続き、エネルギー株が売られ、株価指数を押し下げました。米企業の4-6月決算発表を控え、市場参加者が買い手控え姿勢を強め、さえない相場展開となりました。
8日の日本市場では、米市場の大幅下落や94円台まで進んだ円高、5月の機械受注統計が前月比3.0%減で、3ヶ月連続の減少と悪化したことなどを受けて、個人や投機マネーの見切り売りが出て輸出や金融関連を中心に主力株はほぼ全面安となりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日の上に在りますが、25日線、9日線の下に在りますので、短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+4.0%とプラス幅が縮小し、200日線との乖離率は+5.9%とプラス幅が縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、まだ青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が0.1ポイント下にある状態となり、日本市場は割安感がなくなりました。
NYDowは200日線、25日線、9日線の下に在り、75日線を下回りました。一目均衡表では雲の中に在ります。NASDAQは、一目均衡の雲の上に在り、200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線の下にあります。米国市場の短期トレンドは赤信号が点灯しています。中期トレンドは黄信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、GDP伸び率が改訂され、現在は日本市場が0.7ポイント割高となっています。
市場は現在、「GM再生処理」「実体経済の悪化に対する景気対策」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめの問題については、GMの米連邦破産法11条の適用申請が決まりましたが、新生GMが月内に正式に発足と報道され短期間に収束の兆しが出てきました。6月の雇用統計にはあまり影響がなかったようです。2つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となり相場の重しとなっています。住宅関連指標や他の景気指標はこのところ悪材料に敏感です。3つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。4-6月決算発表が近づきましたので金融機関の決算に注目する必要があります。米国債の入札は好調で、長期金利が低下しドル安円高傾向となっています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は7日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.69ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは39.6となりました。PBRは1.2となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの下落に連動して下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+2.3%(220円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅が若干拡大しました。プレミアム値は、ここ1週間は、+140円~+420円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線、25日線の下に在ります。プレミアムのプラス幅がここ一週間の下限に近付きましたので、中立です。
目安の9510円近辺の節目をあっさり下回ってしまいました。サイコロジカルラインなど目先売られ過ぎを示す指標も一部出てきましたが、目先反発しても、まだズルズル下げる可能性が高そうです。


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Tuesday, July 07, 2009

<20090707>日経平均の今後の見通し

[市況]
6日のNYDowは上昇し、NASDAQは下落しましたが、7日の日経平均先物は、前日比10円高で寄り付き直後に40円高まで買われる場面もありました.。その後は終日軟調な展開となり、最終的に前日比60円安で終わりました。日経平均は33円安で引け、出来高は20.4億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は380万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

6日の米国市場では、雇用統計の悪化から景気懸念の強まりを背景に原油が連日で大幅に下落し、資源株が下落したほか、ハイテク株が軟調でした。6月のISM非製造業景況感指数は前月から上昇し、市場予想を上回り、株価指数は一時下げ渋ったものの、買いは続きませんでした。引けにかけてディフェンシブ株に買いが入り、NY Dowは上昇して終了しました。
7日の日本市場では、NY Dowが反発したことを好感した買いが先行しましたが、米景気の不透明感が根強く、買いは続きませんでした。原油など国際商品相場が下落基調にあることから、資源関連株への売りが続き、円が95円近辺まで上昇したことから、輸出関連株も売られました。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日の上に在りますが、25日線、9日線の下に在りますので、短期トレンドは赤信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+11.2%とプラス幅が縮小し、200日線との乖離率は+8.2%とプラス幅が縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が0.2ポイント下にある状態となり、日本市場は若干割安幅が拡大しました。
NYDowは75日線の上にありますが、200日線、25日線、9日線の下に在り、一目均衡表では雲の上限近くに在ります。NASDAQは、一目均衡の雲の上に在り、200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線の下にあります。米国市場の短期トレンドは赤信号が点灯しています。中期トレンドは黄信号が点灯しています。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、GDP伸び率が改訂され、現在は日本市場が0.8ポイント割高となっています。
市場は現在、「GM再生処理」「実体経済の悪化に対する景気対策」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめの問題については、GMの米連邦破産法11条の適用申請が決まりましたが、新生GMが月内に正式に発足と報道され短期間に収束の兆しが出てきました。6月の雇用統計にはあまり影響がなかったようです。2つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となりました。一方、住宅関連指標や景気指標はこのところ悪材料に敏感です。3つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。4-6月決算発表が近づきましたので注目する必要があります。米国債の入札は好調で、長期金利が低下しドル安円高傾向となっています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は6日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.79ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは41.1となりました。PBRは1.3となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの上昇にも関わらず下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+2.1%(200円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、+140円~+420円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線、25日線の下に在ります。プレミアムのプラス幅がここ一週間の下限に近付きましたので、中立となりました。
NY Dowがザラ場で安値を更新し、25日線が下降に転じるなど、形が良くありません。次の目安は9510円近辺の節目を下回るかどうかに注目する必要があります。あっさり下回れば、ズルズル下げそうです。


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Monday, July 06, 2009

<20090706>日経平均の今後の見通し

[市況]
3日のNYDowとNASDAQは休場でしたが、6日の日経平均先物は、前日比110円安で寄り付き直後に60円安まで戻す場面もありましたが、その後は終日軟調な展開となり、最終的に前日比140円安で終わりました。日経平均は135円安で引け、出来高は16.4億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は10万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅が拡大しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

3日の米国市場は、独立記念日振替え休日で休場でした。
6日の日本市場では、米市場が休場だったことで、2日発表の6月の米雇用統計の悪化に対する警戒感を引きずり、静岡県知事選で民主党などの推薦候補が勝利したため、東京都議会議員選挙への影響と政治運営の先行き不透明感と、GLOBEXで米株価指数先物が軟調に推移したことなどから主力株を中心に買い手控え気分が強まりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日の上に在りますが、25日線、9日線を下回りましたで、短期トレンドは黄信号から赤信号に変わりました。一方、日経平均の総合乖離率は+12.3%とプラス幅が縮小し、200日線との乖離率は+8.4%とプラス幅が縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が0.1ポイント下にある状態となり、日本市場は若干割安に転換しました。
NYDowは75日線の上にありますが、25日線の下に在り、一目均衡表では雲の中に入り、200日線、9日線を下回りました。NASDAQは、一目均衡の雲の上に在り、200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線を下回りました。米国市場の短期トレンドは赤信号が点灯しています。中期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、GDP伸び率が改訂され、現在は日本市場が0.6ポイント割高となっています。
市場は現在、「GM再生処理」「実体経済の悪化に対する景気対策」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめの問題については、GMの米連邦破産法11条の適用申請が決まりましたが、今後のテーマは短期間の再建が可能かどうかに移ると思われます。6月の雇用統計にはあまり影響がなかったようです。2つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となりました。一方、住宅関連指標や景気指標はこのところ好悪混在し方向感が定まりません。3つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。一方、米金融機関の公的資金返済や規制強化の動きは健全化の動きとしては評価できるものの、貸付の抑制につながる懸念から景気にはマイナスとの市場の見方が主流です。米国債の入札は好調で、長期金利が低下しドル安円高傾向となっています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は2日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.88ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは40.6となりました。PBRは1.2となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの2日の下落率に連動して下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+3.0%(280円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、+140円~+420円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、一目均衡表の雲の上に在りますが、9日線、25日線を下回りました。プレミアムのプラス幅がここ一週間の中間となりましたが、為替に大きな変化がなければ明日以降も米国市場の動きより下振れする可能性はまだ高いと思われます。
日・米国市場とも短期トレンドは赤信号となりましたので、6月12日の高値10171円へのチャレンジは遠のき、逆に9510円近辺の節目を下回るかどうかに注目する必要がでてきました。


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Sunday, July 05, 2009

<20090705>今週の日経平均の見通しと投資スタンス

[ファンダメンタルの現状認識]
中長期的には、世界的な雇用の悪化と不動産価格の下げによる信用収縮傾向は今後も続く可能性が大と思われる中、先週の米国市場は雇用統計の悪化が嫌気され下落しました。今週は、景気関連の経済指標の発表、サミットでのメッセージ、4-6月期決算発表などが注目されます。そのような中で、2009年の実質GDP伸率考慮後の日米市場のイールド・スプレッドの差はOECDのGDP予想値が改訂され日本市場が0.6ポイント割高に変化しました。先週と比べ割高度が大幅に縮小しました。3月度決算発表がほぼ終了し、日本市場は米国市場に比べ企業利益の減少率が著しく、日経平均のPERは41.2となりました。S&P500のPERの15.7と比べると、企業のファンダメンタルに大きな差が有ることが割高の原因です。

[日経平均上昇の条件]
今後、日経平均がさらに上昇する為には次の前提条件が必要と思われます。
①米国市場の上昇、
②従来以上の今期の予想増益率のUP、
③日米の金利差の拡大、
④日本の2009年GDP予測値(現在-0.1%)の上方修正、
⑤外人の買い越し、
最近の動きを見ると、
①先週の米国市場は調整色が一層増しました。今週はNY Dowが75日線を下回るようですと調整は長引きそうですので、正念場です。
②3月決算発表が終わり、日経225採用銘柄の今期予想増益率は前期が赤字の為、計算不能となりましたが、世界景気の下ぶれにより今期ROE予想値は3.1%となっています。
③長期金利は低下傾向で、日米の金利差は2.2%とやや拡大し、為替は95-96円台と円安ぎみで推移しました。今週は、95-97円台とやや円安方向が想定されます。
④今年6月に、OECDによる日米の2009年の実質GDP伸び率予測値が修正され日本が-0.1%となり、米国は-0.9%になりましたので、この面では米国市場にとって0.8ポイント分の弱気材料となりました。
⑤外人は6月4週は売り越しでした。6月5週も小幅売り越しだった可能性が高く、今週も小幅売り越し傾向が予想されます。
5つのポイントのうち先週は①⑤が弱気材料でした。今週も①⑤がキーポイントと思われます。

[テクニカル視点]
日本市場をテクニカル面で見ると、NASDAQとの200日線乖離率差では、1.1ポイント割高となり、先週比1.6ポイント割高方向に動きました。一目均衡表では、雲の上に在り、200日移動平均線乖離率は+9.8%となり先週と比較してプラス幅は0.2ポイント拡大し、総合乖離率は+16.9%となりプラス幅が縮小しました。3つともにプラスですので中期上昇トレンドは、"青信号"が点灯しています。日経平均は25日線の上に在りますが、9日線の下に在り、短期的には"黄信号"です。
米国市場ではNY Dowは200日線、25日線、9日線の下に在り、一目均衡表の雲の上に在ります。Nasdaqは一目均衡表の雲と200日線の上に在ますが、25日線、9日線の下に在りますので、短期的には"赤信号"で中期的には"黄信号"が点灯しています。

[今週の見通し]
日経平均は個人投資家の強気姿勢で米国市場よりは底堅く推移しています。しかし、NY Dowに続きNasdaqも赤信号が点灯しました。ここからの日経平均の上昇の為には外人の買い越しによる出来高増加とNY Dowの短期トレンドの青信号点灯が必要と思われますが、実現はかなり遠のきました。一方、ここ3ヶ月は10日前後に月中の高値を付けていますので、今週も先物主導の買いを期待したい所です。強弱の思惑が混在する中で、ボリンジャーバンドがかなり狭まってきましたので、そろそろ上下に大きく振れるタイミングとなったようです。4-6月決算が近づき、米金融機関の不良債権問題が再燃する可能性があり、そうなれば下振れの可能性がより高まります。



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Friday, July 03, 2009

<20090703>日経平均の今後の見通し

[市況]
2日のNYDowとNASDAQが大幅下落したことを受けて、3日の日経平均先物は、前日比160円安で寄り付き直後に210円安まで売られる場面もありましたが、その後は終日戻り歩調となり、最終的に前日比50円安で終わりました。日経平均は60円安で引け、出来高は18.7億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は100万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

2日の米国市場では、6月の雇用統計で非農業部門の雇用者数が前月比46万7000人減と、事前予想の36万人より大きく減少したことが嫌気され、景気敏感株を中心に幅広い銘柄に売りが出ました。週間の新規失業保険申請件数は前週比1万6000件減の61万4000件となり、失業保険の受給者総数も減少したものの、これを好感する動きは見られませんでした。
3日の日本市場では、米市場が大幅安となった流れを受けて、主力株を中心に嫌気した売りが先行しました。その後は円が96円近辺に伸び悩んだことで、一部のハイテク株や個人が手がける個別銘柄物色が支えとなり下げ幅を縮小しました。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日、9日線の上に在りますが、25日線を若干下回りましたで、短期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。一方、日経平均の総合乖離率は+16.9%とプラス幅が縮小し、200日線との乖離率は+9.8%とプラス幅が縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が1.1ポイント上にある状態となり、日本市場は割高に転換しました。
NYDowは75日線の上にありますが、25日線の下に在り、一目均衡表では雲の中に入り、200日線、9日線を下回りました。NASDAQは、一目均衡の雲の上に在り、200日線、75日線の上に在りますが、9日線、25日線を下回りました。米国市場の短期トレンドは黄信号から赤信号にかわりました。中期トレンドは青信号から黄信号に変わりました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、改善傾向にはあるものの、現在は日本市場が4.0ポイント割高となっています。
市場は現在、「GM再生処理」「実体経済の悪化に対する景気対策」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめの問題については、GMの米連邦破産法11条の適用申請が決まりましたが、今後のテーマは短期間の再建が可能かどうかに移ると思われます。雇用統計にはあまり影響がなかったようです。2つめについては、米国の6月雇用統計では失業率が9.5%に拡大し、減少幅も予想以上となりました。一方、住宅関連指標や景気指標はこのところ好悪混在し方向感が定まりません。3つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。一方、米金融機関の公的資金返済や規制強化の動きは健全化の動きとしては評価できるものの、貸付の抑制につながる懸念から景気にはマイナスとの市場の見方が主流です。米国債の入札は好調で、長期金利が低下しドル安円高傾向となっています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は2日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.88ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは41.1となりました。PBRは1.3となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの下落率ほどは下げませんでした。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+4.2%(400円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、+140円~+440円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、9日線の、25日線、一目均衡表の雲の上に在ります。プレミアムのプラス幅がここ一週間の上限に近付きましたので、為替に変化がなければ明日以降も米国市場の動きより下振れする可能性は高くなりました。
米国市場が3連休に入った為、外人の参戦が減り、日本の個人投資家主導の動きとなったようです。月曜日までこの状況は続きそうですが、米国市場の短期トレンドは赤信号となりましたので、このままでは6月12日の高値10171円を超えることはより困難となりました。ただ、ここ2ヶ月は10日過ぎにピークをつけていますので、来週は底堅い展開も予想されます。



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Thursday, July 02, 2009

<20090702>日経平均の今後の見通し

[市況]
1日のNYDowとNASDAQが上昇したことを受けて、2日の日経平均先物は、前日比40円高で寄り付きましが、その後は終日軟調な展開となり、最終的に前日比40円安で終わりました。日経平均は63円安で引け、出来高は20.7億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は650万株の売り越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅が縮小しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

1日の米国市場では、ISM景況感指数は市場予想とほぼ一致しました。製造業の景況改善が続いていることや、中国の6月のPMIが改善したことが好感され株価指数は堅調に推移しましたが、6月のADP全米雇用リポートで、非農業部門雇用者数が前月比47万3000人減と、市場予想の40万人減を上回る減少となったことが上値を抑えました。
2日の日本市場では、米市場高を受け、朝方の日経平均は1万円に迫ったものの、大台を前に積極的に買い進む向きは目立たず、株価指数は徐々に下落しました。昨日までの2日日間に取引時間中に1万円を上回ったものの、終値では9000円台にとどまっていたこともあり、1万円台回復には新たな買い材料が必要との見方が多かったようです。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日、9日線、25日線の上に在りますので、短期トレンドは青信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+19.1%とプラス幅が縮小し、200日線との乖離率は+10.3%とプラス幅が縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が0.2ポイント下にある状態となり、日本市場は割安に転換しました。
NYDowは75日線、9日線の上にあり、一目均衡表では雲の上に在り、25日線の下に在りますが、200日線を上回りました。NASDAQは、一目均衡の雲の上に在り、200日線、75日線、9日線、25日線の上に在ります。米国市場の短期トレンドは黄信号が点灯しています。中期トレンドは黄信号から青信号となりました。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、改善傾向にはあるものの、現在は日本市場が3.9ポイント割高となっています。
市場は現在、「GM再生処理」「実体経済の悪化に対する景気対策」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめの問題については、GMの米連邦破産法11条の適用申請が決まりましたが、今後のテーマは短期間の再建が可能かどうか、経済指標や雇用にどの程度影響するかに移ると思われます。2つめについては、米国の雇用は失業率が9.4%に増加したものの、減少幅に改善の兆しが出てきました。7月2日の雇用統計が注目されます。一方、住宅関連指標や景気指標はこのところ好悪混在し方向感が定まりません。3つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠のきましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。一方、米金融機関の公的資金返済や規制強化の動きは健全化の動きとしては評価できるものの、貸付の抑制につながる懸念から景気にはマイナスとの市場の見方が主流です。米国債の入札は好調で、長期金利が低下しドル安円高傾向となっています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は1日、変わらずでした。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.97ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、予想PERは41.4となりました。PBRは1.3となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowが上昇したにも関わらず下げました。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+1.7%(160円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅が縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、+140円~+440円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、9日線の、25日線、一目均衡表の雲の上に在ります。プレミアムのプラス幅が大きい状態が続いていましたので、今日の下げはしかたがないところです。為替に変化がなければ明日以降も米国市場の動きより下振れする可能性はまだあります。
日本市場の短期トレンドはまだ青信号ですので、米国市場次第では、調整局面のから脱却の可能性は僅かながら残されています。ただ、出来高が低水準である点、前回高値から、そろそろ1ヶ月を経過するなど6月12日の高値10171円を超える為にはエネルギー不足と言わざるをえません、今週中が正念場と思われますが1日を残すのみとなりましたが、可能性は小さそうです。



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Wednesday, July 01, 2009

<20090701>日経平均の今後の見通し

[市況]
30日のNYDowとNASDAQが下落がしたことを受けて、1日の日経平均先物は、前日比60円安で寄り付きました。その後急騰し、後場に160円高まで買われる場面もありましたが、引けにかけて売られ、最終的に前日比変わらずで終わりました。日経平均は18円安で引け、出来高は23.1億株と低水準でした。寄り付き前の外国人は470万株の買い越しで、高値更新銘柄数と安値更新銘柄数との差は、プラス幅が拡大しました。個別銘柄に関しては、買いが有利な状態です。

30日の米国市場では、4月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数の下落率が予想より小幅になり、6月のシカゴ購買部協会景気指数は予想を上回ったことで、取引開始直後の米市場は小高く推移する場面がありましたが、6月の米消費者信頼感指数が予想に反して低下し、米個人消費の回復が遅れる可能性が意識され、売り優勢になりました。
1日の日本市場では、朝方の日銀短観のDIが-48と2年半ぶりに改善したものの予想を下回りましたが市場は冷静な反応でした。個人投資家などの物色意欲は強く、その後1万円の大台を達成し、窓埋めも達成したことで安心感も出て、さらに上伸しました。しかし、今晩に米ISM製造業景況感指数やADPの全米雇用リポートなどの発表が相次ぐことから、引けにかけて持ち高調整目的の売りが優勢となりました。

[テクニカル視点]
日経平均は、75日、9日線、25日線の上に在りますので、短期トレンドは青信号が点灯しています。一方、日経平均の総合乖離率は+21.6%とプラス幅が縮小し、200日線との乖離率は+10.8%とプラス幅が若干縮小しました。一目均衡表では雲の上に在ります。3つともプラスですので、中期的トレンドは、青信号が点灯しています。
テクニカル面の指標である、日米市場の200日移動平均線と株価の乖離率の差は、日本市場が0.1ポイント上にある状態となり、日本市場は若干割高となりました。
NYDowは75日線、9日線の上にあり、一目均衡表では雲の上に在り、200日線、25日線の下に在ります。NASDAQは、一目均衡の雲の上に在り、200日線、75日線、9日線、25日線の上に在ります。米国市場の短期トレンドは黄信号が点灯しています。中期トレンドも黄信号です。

[ファンダメンタルの現状認識]
イールドスプレッドの日米差は、OECDの2009年の実質GDP伸び率の日米差を反映した結果、改善傾向にはあるものの、現在は日本市場が4.0イント割高となっています。
市場は現在、「GM再生処理」「実体経済の悪化に対する景気対策」「金融機関の損失拡大による金融危機再来」といった問題を主要なテーマにしているようです。1つめの問題については、GMの米連邦破産法11条の適用申請が決まりましたが、今後のテーマは短期間の再建が可能かどうか、経済指標や雇用にどの程度影響するかに移ると思われます。2つめについては、米国の雇用は失業率が9.4%に増加したものの、減少幅に改善の兆しが出てきました。7月2日の雇用統計が注目されます。一方、住宅関連指標や景気指標はこのところ好悪混在し方向感が定まりません。3つめについては、ストレステストの結果発表により金融危機は短期的には遠きましたが、金融機関の不良債権が実質的に減少するがどうかは不透明です。一方、米金融機関の公的資金返済や規制強化の動きは健全化の動きとしては評価できるものの、貸付の抑制につながる懸念から景気にはマイナスとの市場の見方が主流です。米国債の入札は好調で、長期金利が低下しドル安円高傾向となっています。
一方、中長期的に見ると、世界景気は減速の勢いは緩和されたものの、改善の気配を未だ見せておらず、輸出の低迷や雇用の減少傾向は世界的に続いています。2010年まで続くと言われる不動産価格の下落から、金融機関の不良債権増加懸念を払しょく出来ず、個人消費や企業の投資の為の資金調達への悪影響を与え続けます。先安感は今後も居座り続けるでしょう。引き続き、金融機関の株価の推移や経済指標などに留意することが肝要と思われます。
ちなみに、シティグループの株価は30日、下落しました。(1月高値7.59ドルと3月安値1.02ドルに対し、現在2.97ドル)
一方、日経平均採用銘柄に関しては、3月決算発表も終わり、予想PERは41.7なりました。PBRは1.3となっています。

[今後の見通し]
日経平均は、NY Dowの下落率ほどは下げませんでした。結果、NY Dowに対する日経平均のプレミアム(ドルベース・為替考慮後)は+2.7%(260円の割高)となっており、日経平均のプレミアムはプラス幅が若干縮小しました。プレミアム値は、ここ1週間は、+190円~+470円の間で推移しています。ドル換算チャート上の日経平均(海外投資家からの見た目)は200日線、75日線、、9日線の、25日線、一目均衡表の雲の上に在ります。プレミアムはプラス幅はまだ大きく、為替に変化がなければ明日以降も米国市場の動きより下振れする可能性があります。
日本市場の短期トレンドは青信号で、窓埋めも達成しましたので、米国市場次第では、調整局面のから脱却の可能性は残されています。ただ、出来高が低水準である点、前回高値から、そろそろ1ヶ月を経過するなど6月12日の高値10171円を超える為にはエネルギー不足と言わざるをえません、今週中が正念場と思われます。米国の経済指標などで意外性を含んだ好材料が必要でしょう。



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